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《旅館の夜》

その後、みずきとアキラはみんなに合流して6人で旅館の夕食を食べる。 やはりアキラは食欲がないようで、出されたものを一口ずつ食べてあとはルードやみずきに分けているようだ… みずき以外はアキラの食事量を気にしていないようで、つっこむことはなく、おしゃべりに夢中になっている。 「…アキラ、もういいのか?」 みずきは遠慮気味に聞いてみる。 「うん、おいしいけど…オレには多いな…」 「そうだな…気分は悪くないか?」 さっきのことがあって過剰に気になってしまうみずき。 「悪くない、」 アキラは少しムッとしたように答える。 「……ならいいんだ、悪くなったら教えてくれて…」 機嫌を損ねないようにすぐ折れる。 「なんで?」 「無理させたくないから…」 「しないって、同じコト何回も言わせんなよな…」 もう、となりながらアキラは言う。 「…あぁ、ごめん、アキラのことが心配だから…」 「心配症…」 ツンと言うアキラに苦笑いするみずき。 「アキラ限定だけれどな…」 そんなみずきをみて、呆れながらも、ちいさく笑ってしまうアキラ。 みんなでワイワイ食事をしたあと、ルードたちの部屋に集合ということになり…アキラたちも参加する。 部屋は食事をしている間に布団や個別風呂の準備がととのっていたが、寝るのはもったいない!とみんなでカードゲームをしたり、ふざけて枕投げに発展したり… 最後は恐い話などをして修学旅行の夜のように過ごす。

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