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第166話

みずきは焦りながらもそれに応え、アキラにくちづけしていく… 「…ちょっとはその気になった?」 唇が離れ、瞳を重ねて、その口でからかうようにアキラはみずきにささやく… 「アキラ…」 苦笑いするしかないみずき… 「でも、こんだけ窓開いてるとコエ、外に丸聞こえだろうな」 くすくす笑うように云うアキラ。 「…えっと」 「じゃ、我慢大会な」 「え?」 「声ださないように、」 「そんな…無理しなくても、窓、閉めてみるか?」 「やだ、月、見ながらしたいんだよ…」 ちいさく首をふる… 「…わかった、アキラの好きなように…」 可愛いらしいアキラにキスを落とし…優しく微笑むみずき。 「ん…いこ、」 するっと浴衣を脱いでいちようタオルを腰に巻き、みずきを呼んで浴室に入っていく… 一時体調が悪そうだったので心配だったが、楽しそうなアキラを見て安心するみずき。 「まずは、湯つかってみよー」 アキラはかけ湯をして入浴している。 「気持ちいい。おー、普通に湯が抜けるみたい…これなら少々汚しても平気かな、みずき入って…」 アキラの入浴姿をみてぼーっとしているみずきを呼ぶ… 「あぁ…すまない、」 頷いてアキラの隣につかるみずき… 「ここからも月と桜が見えるんだな…」 ちょうど湯につかった位置からも綺麗に見える。 「ん、いい場所だよな、」 頷きながらアキラはみずきに抱きつくように肌を寄せ、すでに勃ちあがっているみずきのに優しく誘うように触れる… 「…っアキラ、」 そんな積極的なアキラに、どきっとする… 「ふ…みずき」 みずきの素直な反応にくすっと微笑んで、それを手で包みゆるく擦り上げながら、アキラはみずきの唇を奪う…

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