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第177話

「起きろー!!大馬鹿ヨシっ朝飯だっ!」 目の開いたヨシに、すかさず大声で怒鳴る… 「な……?あ!?なんでオマエが?」 いるんだ?と、ようやくアキラを認識して…げんなりして言葉を出すヨシ。 「いいから起きろっいつまでも寝てんじゃねーよ、ったく手のかかる…」 そう怒るアキラだが… 「ねむいー」 こりずに、またぼやいて、布団に潜ろうとするヨシ。 「あーもぅ!」 ムカついてアキラは、また濡れタオルをヨシに押し付けてやる。 「ちょッやめろそれッ!」 ヨシが怒って言い返す。 「なら起きろ!ボケ!」 アキラも起きないヨシにムカつき怒って言い返す。 「うるせー、殴るぞテメェ!」 そう口走るヨシだが… 「殴りたきゃ殴ればいいだろ、あとでみずきに怒られるの覚悟の上でな!」 アキラも負けずいい返す。 「っ…あーもう、うぜぇ!」 それを聞いて、ようやくガバッと起き上がり頭をかくヨシ… 「朝飯、」 アキラはやれやれと息をついて言う。 「……」 目の前にあるムスっとした、しかし綺麗な顔を見て大きくため息をついてしまうヨシ。 「昨日オレに寿司食わしたんだから、朝飯食わねーとはいわせないからかな!」 そう続けるアキラ。 「…つーか、根に持ちすぎ…」 がっくりと肩を落とすヨシ。 「ほら、いくぞ!好きで起こしにきたんじゃねーんだ、オレも」 フイっと顔を背けながら言うアキラ。 「じゃ…なんで来たんだ」 恨めしげに見上げるヨシ。 「…どーでもいいだろ、早く服着替えろ!」 ジャンケンで負けたとは言いたくなくて、はぐらかすアキラ。 「…はーっよりによってもお前に起こされるって最悪」 そうぼやきながらも、服を着替えるため動き出す。 「ルードが起こしたときに素直におきねーからだバカ」 その動きを目で追いながら…冷たく言い返す。 「ルード?起こしてくれたっけ?」 記憶にないことで、はて?と振り返り聞くヨシ…

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