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第200話

「でも、夜から仕事なら、みずき疲れない?」 「全然、一時間歩くくらい疲れないから平気だけれど、アキラが体調悪かったら九日後に延ばそう」 「オッケー、楽しみにしてる、ありがと」 「いや…俺もアキラと散歩、楽しみにしているから、晴れるといいな…」 「そうだな…メアリー、リッツ、一緒に住もうなー」 嬉しそうに頷くアキラ。 犬たちに語りかけている。 そんなアキラの姿を見てみずきも嬉しくなる。 アキラの笑顔が見たいから… 身近なことから叶えていきたい… そんなふうに思いながらアキラと二人きりの時間を過ごすみずき。 しばらくすると、小児病棟に行っていた四人がやってきて… 「アキ兄たち、そろそろ帰ろうよ」 コウジが声をかけてくる。 「わかった、今行く」 頷いて動くアキラ。 「アキラ…まだ怒ってる?」 心配して聞くのはルード、機嫌が直ったかうかがっている。 「怒ってなんかないって、さっきはちょっとイラついてただけだから…気にすんなよ」 「よかった、晩ご飯アキラの好きなもの作るから!どっかスーパー寄ってなー」 「気にすんなっていってるのに…ってゆうかスーパーって、主婦かよ…」 「いいじゃんー」 そう笑い合うルードとアキラ。 そうして… 賑やかな一行は病院を後にしてルードの希望にてスーパーマーケットに寄ってかなり目立ちながら夕飯の材料を仕入れ、アキラの家でルードの手料理の夕飯をみんなで食べ、しばらく騒いで解散となった。 アキラもさすがに疲れた様子でソファに座ってぼーっとしている。 みずきは後片付けと風呂の準備などしてアキラのもとへと戻ってくる。 「アキラ、風呂が沸いたが、入れるか?」 優しく聞くみずき… 「ん、入るよ」 頷いて笑顔をみせるアキラ。 「大丈夫か?」 「平気、だけど…疲れたから一人で入らせて…」

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