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無理矢理セックスさせられている流羽とは違って 宙で軽く持ち上げた自分の手は、俺の意思さえあれば…縋るような恋人の求めに確実に応えられる。 その瞬間 るうはきっと凄く嬉しそうな表情で笑って俺に抱き付いて、望んでいる幸福を感じることができるんだろう。 …けれど。 「……それをしたら意味がないんだ」 ぽつりと自嘲ぎみに呟く。 痛む胸を堪えて、微笑みながらゆっくりと手を下げた。 それと同時に俺と繋ぐはずだった手は、流羽のペニスを孔で咥えこんでいる男にとられ、指をきゅ、と絡められる。 すると、さっき犯されていた時よりももっと酷く…泣き出してしまった姿が映った。 「よしよし。泣かないの。手は繋げないけど、大好きな優さんはちゃぁんと君の犯されてる姿を見ててくれてるからね」 「…っ、そ、なの、や、だ…っ、も…、ひっく、えぐ、…や…っ、んむ…っ、は…っ、ふ、」 …流羽の恋人は俺なのに。 知らない男に優しくされて、頭を撫でられて、愛おしげなキスをされる。 それからダンスをするように、再びゆっくりねっとりと腰を前後に揺すられた。 スローな抜き差しでさえも、ねちゅ、ぬちゅ…と粘ついたような厭らしい水音が部屋に響く。 肘掛においた腕に、無意識に力が籠もった。 「あー、ずりぃ。俺もるうくんにキスしながら挿れられる体勢にすればよかった、な…ッ、」 「んぅ゛…ッ!!…っ、ぢゅぅ…っ、んく…っぅ、ぇ…っ、」 キスの最中にも激しく後ろから突かれ、びくびくと震える。 そして口移しされたらしい唾液を心底気持ちの悪そうな声を漏らしながら吐きだそうとする。 立ったまま激しく突かれたり、騎乗位で上から乗っかられて孔に挿れさせられたペニスを抜き差しさせられたり、抱きかかえられながらピストンされ続けられたり。 息をする間もないほど、男たちの都合で色んな体位にされながら、前後からの刺激に何度もイかされ、感じさせられて泣きじゃくる姿。 何の力も入らない身体は、崩れ落ちそうになる度に尻や脚を掴んで持ち上げられていた。 気絶しても容赦なく犯されて目覚めさせられる、…その繰り返し。 「………」 さすがにもう流羽の体力が限界を超えている。

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