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第7話
その日はアイツとシフトが被っていてた
相変わらず俺はバイト中もアイツをチラチラと見つめてしまう
あぁ本当に何をしても様になる、バイト着さえも着こなすなんて
スタイル良すぎ、かっこいい
なんて考えていると
「お兄さん近くで見てもすっごいイケメン!!」
「わっかる〜〜!私達の兄さん目当てできたんだから!」
JKに絡まれていた
まあ、そりゃそうだ、こんなイケメン女子たちがほうって置くわけがないよな
「ありがとね〜!じゃあたくさん食べてもらわなきゃだな〜、このケーキとかすげーうめぇからオススメ♥」
チャ、チャラい
サラッと他のメニューも勧めてるし、この接客はアイツだから許されるんだなと思う
俺には絶対できない
てか!そんな甘い笑顔で笑いかけるなよ!
俺がそんな顔されたら全部のメニュー頼んじゃうわ!
なんて、心の中で思っていると
ガラッと、扉が開く音がして
「おーい!輝く〜んバイト頑張ってるぅ〜?」
俺がいらっしゃいませ〜、
というよりも先に
あの人の声が店内に響きわたった
名波さんは一人ではなく、隣には背の低い可愛い女の子を連れていた
振り向いて名波さんを見たアイツの顔を俺は忘れることはないだろう
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