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第6話
ああ、恥ずかしくてたまりません。
目縁 が赤らみ、そのくせ張り形を食いしめています秘孔を隈なくお目にかけますように、木馬にくくりつけられておりますなかで、もがきます。能 うかぎり伸びあがってしまうのです。
「人間のそれと違って、決して萎えることのない男根で胎内(なか)をかき混ぜられるのが、よほど性に合うとみえる。現に、わたしの床に侍 るときの何倍もの乱れようではないか」
「ん、んんー……っ!」
誤解です。旦那さまに突いていただくとき以上に悦んでおりますつもりなど、毛頭ありません。意識が薄れていくまで、旦那さまの特大のお注射で弄んでいただきましたすえに、奥の奥に熱液をちょうだいする。
その歓びに勝るものなどありません、と髪を振り乱して、懸命に訴えます。
旦那さまが頭部の側に場所を移されました。鮮やかな手綱さばきで悍馬を乗り馴らすときと同様に、鞭を巧みに操って襯衣 の裾をめくり、たくしあげておしまいになると、薄っぺらいこの胸を鞭の先でくすぐるのです。
こそばゆさに身をよじります。その拍子に張り形が、ずりずりと襞を嬲りあげていきます。
おへそを鞭でつつかれますと、内壁が張り形にまとわりついて、なおのこと息が乱れます。
「ん……ん、ん……ぁ……」
にこりともなさらずに、張り形にうつつを抜かすさまをひとしきり観察なさったあとで、旦那さまは鞭を上下逆さまに持ち替えます。今度は鞭の柄で乳首をつつき、あるいは押しつぶします。
茎、核と並んで弱いのが乳首です。
たとえおざなり程度のものであっても、乳嘴 を可愛がっていただきますと妖しいおののきが脊梁を駆けのぼり、駆け降ります。
鞭が乳暈の輪郭をなぞるさまに合わせて、ぷるん、ぷるんと茎が跳ね踊ります。鈴口がぱっくりと口を開き、ただでさえ、てらてらと濡れ放題になっております会陰が、ますますべたつくのです。
もはや前も後ろも大洪水です。
そこでこよりをくいくいされますと、蜜の管 を内側からこすりあげていただくことになり、むず痒さに苛まれます。一風変わったやり方で茎を愛でていただいているのですから、痛みもあります。
ですけれどこよりが深く深く挿し込まれますと、お小水を我慢しているときのようにふぐりが縮こまる一方で、まだるっこしくも鋭い悦楽の波が下腹に打ち寄せてくるのです。
「ぅ、んん、んんっ、ん……」
「木馬を御する腰つきがサマになってきた褒美に、よいものをやろう」
旦那さまがうつむき、玲瓏 とした声が鼓膜を震わせます。吐息が産毛をそよがせ、唇が耳たぶをかすめてゆきますと、背筋がぞくぞくぞく、蜜がたらたらたらたら……。
乳暈が粒立ち、ふっくらと盛り上がってきたところで、いよいよ先ほどの〝土産〟の出番です。
間近で、あらためて拝見しましたそれは、小鳥の嘴様 の留め具。
美しい反面、どことなく禍々しい雰囲気を漂わせます銀製のそれを、旦那さまは胸元にすべらせていきます。
粒を捉えますと躊躇なく、ぱちり。
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