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第18話
壜が、愛液と秘伝の油が混じり合ったものにまみれて、ぬとぬとと光ります壜が床を転がってゆきました。
時を移さず燃えたぎるように熱く、金剛石さながら硬い、子種という弾薬がびっしりと詰まっております男の猟銃が、壜と入れ替わりに秘花にあてがわれたのです。
「しっかり脚を開いておくんだぞ」
旦那さまが、ぬるみを亀頭にまぶしてうがつ角度を調節なさっておられる気配がいたします。
陰嚢 を縁取る草むらが谷間をほわほわと撫でてゆかれ、その、こそばゆさが内奥にひそむ淫殿に響きまして、ぷつぷつと泡状の蜜が新たににじむのです。
胸が高鳴ります。鼓動が早鐘を打ち、心臓が破裂しますようです。
ようやく……ああ、本当にようやくです。
待ちわびて待ち焦がれて待ち望んだすえに、旦那さまが契ってくださるのです……!
それはもう、茎が感涙にむせぶあまり粘つきますほど、うれしいことです。鈴口を飾るこよりも一緒になって、艶めきますほどです。
腰高に這い伏せますふうに、下肢が抱え込まれました。その直後、尖塔がめり込んでまいります。
圧倒的な量感を誇る殿方の刃 が、花びらをかき分けて侵攻を開始いたします。
「ん、ん……んー……っ!」
めりめりと襞が軋みます。旦那さまのご子息は、それはそれは並外れて巨きいのです。
内側がとろとろに蕩けていましても、頭 が門をくぐりますさいには、エラがつかえて手こずるのが常なのです。
ところが今宵は様子が違います。その桁外れに長大な幹周り、その勇猛さに内壁が馴染むまで時間をちょうだいして、徒 に旦那さまを焦らすどころか、ずぶずぶと刀身が鞘に収まっていきます。
切っ先が難なく深奥に届くのです!
「ん、ん……ん……ぁ、うぁ、ん……!」
「いつになく、やすやすと挿った。いい塩梅に熟 れて、しずはも〝乗馬のレッスン〟に励んだ甲斐があったというものだな」
耳殻の溝を歯でこそいでくださいがてら、笑い含みにねぎらってくださいます。
塩の結晶のようなものが、木馬の鞍にこびりついています。それは、淫滴が乾いて粉末状に変化したものなのです。裏を返せば、前戯にたっぷりと時間を費やしてくださったということに相違ありません。
ことほどさように旦那さまは、卑賤の身を大切に預かってくださるのです。
「よいか、動くぞ。朋貴に奉仕するのを怠るでないぞ」
「ん、ぁ、んん、ん……」
ずず、と屹立が襞を嬲りのめし、あるいは濃やかにこねくり返していきます。その動きに半拍遅れまして、口内にあります肉棒が喉の奥深くに攻め入ってまいります。
張り形も壜も所詮、まがいものにすぎません。
旦那さまが腰を打ちつけてまいりますと、それにつれて交わりが深まります。内側が、ご厚誼にあずかってはしゃいでおります。
肉棒の先端は大方、おへそのあたりまで達しているのではないでしょうか。奥の奥の、そのまた奥まで征服していただいて、おなかが……ああ……はち切れそうです。
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