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Ⅱ あれれ……①

目を開けると、二人の男の顔が飛び込んできた。 「結羽!」 起こした体を背中から支えられた。 「……ここは?」 「クラブの更衣室」 そっか。 今日はハロウィンだ。 「大丈夫か」 「痛いところはないか」 二人が俺の顔をのぞき込んでいる。 「うん……」 まだちょっと頭がぼぅー……とするけれど、大丈夫だよ。 「俺達が分かるか」 「航雅と、中條先輩」 そうだ! 俺、告白しようとして転んで…… あれ? 「航雅」 「なんだ」 「先輩」 「どうした」 俺、航雅と先輩の…… どっちが好きだったんだっけー??

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