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「海斗~?起きないと遅刻するよ~?」 いつも俺より早起きの弟が起きてこないので、部屋に起こしに来たのだが反応がない。 そぉっと部屋を覗いてみると、ベッドには大きな山ができたままだ。 「海斗く~んどうしたの?」 「ごめん兄さん…昨日から喉が痛くて…ケホッ」 海斗の部屋のベッドは俺の独断でダブルベットを使っている。 俺はエッチしない日でも海斗と一緒に寝てるが、昨日はたまたまカフェのバイトが遅くなったのとレポートを書いていたら一緒に寝られなかったんだよな。 ベッドに近づくと海斗が布団にくるまりカタカタと震えている。 もしかしたら風邪の初症状で寒気がしているのかもしれない。 これはまずい…これから熱が出るかもしれないな。 「学校には連絡しておくから、まってろ!」 俺は急いで、クローゼットの奥から毛布を引っ張り出すと海斗の所に戻ってそれをかける。 リビングに戻って自分の支度をしつつ、海斗の高校に連絡を入れた。 事務の人が電話口に出て休みの手続きをしておきますと言うので俺は電話を切って今度は友達に代返の連絡をする。 授業には真面目に出ている俺が休むと言うので心配のメッセージが来たが適当に流しておいた。 「今から薬買ってくるから、一人で大丈夫そう?」 「うん…兄さんごめんね」 海斗は更にカタカタと震えて寒そうだ。 俺は急いで加湿器とエアコンの暖房をつけて家を飛び出した。 近所のドラッグストアで風邪薬や冷感シートの他にスポーツドリンクなどを買い込む。 走って家に帰ると、急いでおかゆを作るために準備をはじめる。 「海斗?薬飲めそうか?」 「コホン…ゴホン」 寝室を覗くと震えは止まっていたが、この短時間で悪寒は熱に変わったようで赤い顔をしていた。 「シート貼っとくな?」 「お兄ちゃんありがとう…」 「う、うん…気にするな!兄弟だろ」 弱っている弟は可哀想なのに、お兄ちゃんだと…。 俺は平静を装って、冷感シートを額に貼ってやり毛布をかけ直してやってから部屋を後にした。 ダダダダダダダダダダ 俺はリビングのソファーからクッションを1つひっ掴むと寝室から一番遠いトイレへと急いだ。 「お兄ちゃんってなんだ!俺を殺す気なのか!!あぁぁぁ!!」 俺はクッションに顔を埋め、それを握りしめながら叫んだ。 本当に何なんだよ。 中学に上がった頃から恥ずかしさからなのか呼び方が“お兄ちゃん”から“兄さん”に変わってしまったまでは分かる。 あのときは少し寂しく思ったが、海斗も大きくなったんだと思って少し嬉しかったのもあった。 しかし、今回は待て。 いや、本当に待ってくれ。 「相手は病人…相手は病人」 俺は呪文の様に唱えてからトイレから出て、クッションをソファーに戻すと台所からお粥の入った土鍋をお盆に乗せて寝室へと戻った。 クッションには変な跡がついていたが、気にしないふりをしておく。 「ごめんな。お粥作ったから少し食べて薬飲もうか」 「うん」 部屋に戻ると熱のせいで少し息苦しそうにしている海斗に軽くお粥を食べさせてから薬を飲ませる。 酷くなるようなら病院に連れていってやらなきゃいけない。 「何かあったら呼ぶんだぞ?」 「お…兄ちゃ…ん…スー」 俺のが布団をかけてぽんぽんと叩いて様子をみていると、海斗が袖を掴んだと思ったら薬が効いてきたのかそのまま寝入ってしまう。 + ピピピ♪ 「だいぶ熱が下がったね」 夕方になり海斗の熱も微熱程度に下がって俺はほっと息をついた。 早めに薬を飲ませておいて正解だった。 「兄さんごめんね。学校まで休んでもらっちゃって…」 「気にするなよ。何か食べたいものある?」 「あ…あの…」 海斗がモジモジとしはじめる。 俺はピンと来てにっこりと笑った。 「アイスだろ?用意してるぞ」 俺の言葉に海斗の顔がパァァっと明るくなる。 俺達兄弟が風邪を引くと母親が仕事を休んでくれて、定番なのだがアイスを出してくれる。 しかもチョコレートソースをかけて綺麗なグラスに盛り付けてあるのだ。 そのアイスのスペシャル感は今でも忘れられない。 海斗もそうなのだろう。 「薬を飲んだら、持ってくるな」 海斗がお粥を食べた後に薬を飲むのを見届けて、俺はキッチンへと向かった。 明日は普通の食事でいいかもしれないが、朝はまだ消化の良いものを作ろうと用意をしはじめてふと、アイスを持って行かねばならないことを思い出した。 冷凍庫からドラッグストアで買ってきたカップタイプのアイスをスプーンで棚から出した小洒落た皿に乗せる。 冷蔵庫からチョコレートのボトルを出して盆に乗せる。 「海斗くんごめんね~明日のご飯の用意してたら遅く…」 「ハァ…ハァ」 「え!大丈夫か?どうした!?」 ベットで体を丸め息が荒くなった海斗に俺は急いで近づく。 体調は大分回復したはずなのに顔が紅潮している。 「兄さん…なんだか心臓が急にバクバクしてきて…」 「なんで…」 サイドテーブルに乗っている薬の包みを見て、俺は納得してしまう。 「海斗くん?いやー言いにくいんだけど、それ風邪じゃなくてお兄ちゃんのせいだわ…」 「え?なに…」 海斗はハァハァと息苦しそうに息をしている。 身体の熱さに気をとられているのか俺の声が聞こえてない様だ。 「ごめんな…お兄ちゃん…責任とるよ」 「えぁ?なんで兄さん俺のパンツおろすの?」 海斗がパジャマに使っているジャージをずり下げると完全に勃ちあがったぺニスが顔を出した。 勢いよく飛び出したペニスが俺の頬に当たってペチンと小さな音がする。 ブチュチュ 「うわっ!冷たっ…」 「今日はポッキーの日なんだって…だからチョコレート塗って気分だけでもね?」 「え?」 俺は海斗のペニスにチョコレートソースをかけてそれが熱で垂れてくるのを根元から舌を這わせて舐め取っていく。 「うっ、ふっ、うっ」 「海斗のポッキー太くておいしいよ?」 水音を派手にたてながら舐めてやると、海斗の手が俺の髪の毛を掴んできて少し痛かったが気にせず頭を動かしてやった。 ぶちゅ、ちゅぼっ、ガポッ 「ごめん…にいしゃん…俺…がまんできなっ」 「え?おぐっ!」 空気を含んだ音を口からさせて海斗のを刺激していると、頭をがっちりホールドされてしまった。 口を離せない状態のまま咥内を海斗の物が行ったり来たりする。 「んんんっ」 「なんで?収まらない…」 口の中に海斗のモノが吐き出されるが、まだ収まらないのかまだ硬いままで俺はニヤリとこっそり笑ってしまう。 少し飲みにくかったが、精液をごくんと喉を鳴らしながら飲み込む。 「お兄ちゃんのなか使う?」 「え?」 俺が我慢できなくてズボンを下ろすと海斗の目がギラギラとしたものに変わる。 俺が海斗の横に横たわると、海斗が早速俺の足を担ぎ上げた。 「入れたい…兄さんの温かいなかに…」 うわ何これ…胸がキュンキュンするじゃん。 俺のせいで海斗が苦しんでるのに愛くて仕方がない。 しかも切なげに俺のお尻にペニスを擦り付けてくるのに、俺も気分が高揚してくるし、アナルも胸同様キュンキュンしてくる。 「うん…いい…よっ!」 「ごめん…待てなかった!」 話してる最中なのに急に侵入してきた海斗のモノに流石の俺も驚いて声が裏返ってしまた。 「あっ、ちょっと、かいと!」 「あったかい…陸斗のなか…気持ちいい」 「え?うそ…俺の話聞いて」 「無理」 「えぁ!あっ、ふぁっ、あぁ」 話を聞いてくれず、腰を海斗本位で動かされる。 しかもちゃんと俺の気持ちいいところを重点的に狙ってくるので珍しく激しく喘いでしまった。 「ゴホッ…」 「兄さんごめん」 喘ぎ過ぎて声が出なくなってしまった俺に海斗は平謝りだ。 俺は水を飲んでオロオロしている海斗の頭に手を置いて大丈夫だと意思表示してやる。 『ドラッグストアで貰ったものが効きすぎただけだろうから気にするな。俺も悪い』 筆談で俺が書いた文書を読んで海斗は驚いていた。 チェーン店のドラッグストアで売り切れていた風邪薬を個人営業っぽい薬屋で買った。 その時に試供品としてもらった薬を風邪薬を同じ袋に入れていたのを俺が間違って持ってきたのを海斗が飲んでしまった。 それだけの話だ。 しょんぼりしている海斗には悪いが、ちょっと強気で意地悪な海斗にドキドキしてしまったのも事実なので今度あの薬をこっそり買おうと心に決めたのだった。 個人営業の薬屋恐るべし。

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