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第14話 身体に訪れた異変
「ちょっとやりずらいなぁ...。もう抵抗する力も残ってないでしょ?なら拘束具いらないや。外そう。」
僕が射精せずに達し、肩で息をしていると諒の父親はそういって僕の拘束具を取り外す。
「さて、じゃあ次は構ってあげてなかった零くんのおチンチンを可愛がってあげよっか。何がいいかなぁ...。じゃあコレにしよう。零くん、見て。コレ今からここに入れるからね」
「はっ...ぁ...や、らぁ...っ」
“コレ”といって諒の父親が取り出したのは細く長い棒のようなもの。
そして、僕の男性器を左手で掴み、尿道口につける。
僕は怖くて仕方がなかったが力を使い果たしてしまっており、ただ嫌という事を伝えることしかできなかった。
諒の父親は僕の嫌という言葉に笑顔で返しながらゆっくりと入れていく。
「ぐ、ぁあっ、いだ、ぃいッ!いぁああっ!」
「最初は痛いものさ。でも零くんは淫乱で変態だからすぐに気持ちよくなれちゃうよ。」
ヌプヌプと出したり入れたりして僕の反応を楽しむ。
その間に僕のお尻にまだ入っている物を諒の母親が動かし、刺激を与える。
「ねぇ零くん。あのね、尿道にも前立腺っていう気持ちよくなれるところがあってね。それはアナルにもあるんだけどさ。
薬が効いてて、感度がよくなってる零くんに両方からの刺激を与えたら...どうなるんだろうね?」
「ひあっ、ぁああっ!やぁッ!やめてぇッ!おねが、ぁあッ!!おッ願いしま、すっんぁあ!」
そう言うと諒の母親は僕の弱いところを強く突き、父親は先ほどよりも深く深く挿し、勢いを強めた。
僕の頭は快楽で埋め尽くされていて、強すぎる刺激に本能的に嫌だといい続けるしかできなかった。
「じゃあ僕は真っ赤な乳首を弄ってあげるよぉ。っと、その前に快楽に溺れてる可愛い零ちゃんの写真を撮っとこぉ。すっごい乱れててエロイ。」
優さんは諒の両親の上から携帯で何枚も写真を撮り、挙句には動画さえも録り始めた。
僕はこんな痴態を映像に残されたくなくて残った僅かな理性で口を閉じ、声を出さない様にする。
「ん、んんッ!んぁあッ、あっ、ひうぅッ!んッく、んんっ、あッ、あぁっ!」
それでも僕の口の隙間から溢れ出てくる声は、もうどうしようもなかった。
優さんはしばらくして僕の元に戻り、乳首を弄り始める。
口に含んで舌でコロコロと転がしたり、勢いよく吸ったり、歯を立てて噛んだりする。
もう方方の乳首は指で潰したり、強く抓ったり、爪で引っかいたりして僕に刺激を与える。
僕は身体のどこからも刺激がきて、限界の寸前だった。
だめ、これ以上やられたらおかしくなる。
快楽を感じてはいけない。何も感じるな。考えるな。
そう、思っても快感の波は押し寄せる一方で、ひいてはくれない。
『ズキン』
それどころか、“また“頭痛がくる。
それは、強い快楽が訪れる度に頭に響いた。
『ズキン』
何回射精せずに達したかわからない。
もう身体全てが性感帯になったような気さえした。
『ズキン』
僕の中で疑問が浮かぶ。
疑問で埋め尽くされる。
いつまで僕は耐えるんだ。いつまで僕は耐えなければならないんだ。何でこんな事をされなきゃいけないんだ。何の為にこんな事するんだ。何でこの人たちはこんな酷いことができるんだ。何でぼくはこんなに感じてしまうんだ。何で僕は抵抗できないんだ。何で警戒しなかったんだ。何で頭痛がするんだ。何で僕は諒の家に居るんだ。何でひどくするんだ。何で理不尽を受けなきゃいけないんだ。何で僕は愛されないんだ。何で苦しいんだ。何で僕は生きているんだ。何の為に僕は生きているんだ。何で何で何で何で?何で何で何で何で.....――――
何で僕には角がないんだ。
『ズキンッ』
その瞬間、頭を殴られる程の痛みが走る。
「あ。....あぁ、ぁあああ、うあああっ!!」
先ほどからの喘ぎから叫び声に変わる。
心臓が早く脈打つ。頭痛がガンガンと鳴り響く。
そんな中、僕は意識を失う。
―――僕の気が薄れていく中、諒の父親がこれまでにない笑みを浮かべているのが見えた。
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