5 / 13

第5話

Jちゃんはぺろりと唇を舐めて、首を横に振った。 にっこりと笑った顔が可愛らしい。 「ん~ん。ご飯を食べた後にぃゆっくり貰う~」 「あら、私も食べられちゃうのね」 「にゃっ!」 私は嬉しくなって、のスラックスに手を滑り込ませると、Jちゃんの孔にめがけて指を潜り込ませる。 準備してあったのか孔はするりと私の指を飲み込んで、うねうねと誘っていた。 膣のしこりを見つけ、押し込むように指を動かすとJちゃんの肩が大きく跳ねる。 その後白濁した液体が放出されたのを右手で受け止めてあげる。 「もぅ!ママァ」 「ふふふ。トコロテンしちゃったわね」 手に付いた精液をぺろっと舐めると、Jちゃんがぷぅと頬を膨らませて怒っている。 あら、ちょっと流石にやり過ぎちゃったかしら。 「指じゃぁ足りなくなっちゃったぁ~」 「うふふ」 Jちゃんの膨らんでいる頬にちゅっとキスをしてあげてロッカーに手をつかせる。 ドレスの裾をたくしあげ、下着を下ろす。 ドレスの時はストッキングではなくガーターベルトでソックスを吊っているからドレスってこんな時は便利よね。 ゆっくりと挿入してあげると、ちゅぷぷって可愛らしい音が鳴る。 「あっ、はぁぁぁぁ」 「膣あったかいわ」 「マァマ~。動いてぇ…切ないよぉ」 Jちゃんったらお尻を私の腰に押し付けておねだりしてくるのよ。 なんて厭らしい猫ちゃんなのかしら。 「膣に出してあげるわね」 「あんっ、ほしぃ…なかにぃ」 何度かピストンを繰り返してJちゃんが何度目かの絶頂を迎える頃、私もやっと終わりが見えてきたので耳に囁くとまだ私を誘うみたいに腰をくねらせる。 上手におねだりできたご褒美にキスをしてあげると、膣を震わせながら逝った。 私もその締め付けにJちゃんの膣に精液を吐き出す。 Jちゃんの唇についた私の口紅を親指で拭ってあげながら腰を引くと中からこぽこぽと精液が逆流して太股を汚した。 「あっ。ママのがぁ零れちゃうぅ」 Jちゃんは急いで孔に力を入れてるみたいだけど、上手く閉まらないのか孔がパクパクと再び男を誘っている様に見える。 本当に我ながら調教の賜物って感じで密かに萌えてしまった。 自分で指を背中側から回して孔に栓をして急いでロッカーを開けている。 「うぅん」 「あら。かわいい」 Jちゃんはバッグの中から可愛らしい巾着を取り上げると、その中からアナルプラグを取り出した。 それをゆるんでしまったアナルに埋める。 少し余韻があるのか、浸るようにロッカーに身体を預けている。 その健気な様子がまた可愛くて、頭を撫でてあげると嬉しそうな顔になった。 「ふぅ」 Jちゃんは一息つくと自分の服を整えて何事も無かったかの様な姿に戻る。 でも、目元はうっすらと赤くなっているし全身から事後の雰囲気が漂っているのには気が付いていないみたい。 私もそれをあたたかく見守りつつ、軽く身支度を整えた。 「ごちそうさま。今度はJちゃんのお腹に別の美味しいものを食べさせてあげなきゃね」 「うん!」 後ろから抱きしめてあげると嬉しそうに身体を預けてくるからまたついつい手が出そうになったわ。 この子ったら本当に魔性なのよね。 まぁ、私がそういう風に調教したからなんだけどね。 その後、ロッカーを後にしていつも行きつけのレストランに向かった。 時折膣が刺激されるのか、Jちゃんの動きが止まる。 私はそれを気付かれないようにニヤニヤと見ている。 可愛い子が私の出した精液をこぼさない様にプラグを入れてその刺激に耐えてるなんて最高に可愛くていじらしいじゃない。 「料理ぃおしかったぁ!」 「あら。それは良かったわ」 Jちゃんがにこにこと手を合わせてごちそうさまと言うのを私は微笑ましく見ていた。 私達ナンバーなしは自分でナンバー持ちを決めることができるの。 自分の部下に成る子ですものね。 だから部下の教育は上司次第ってことなの。 私の場合は、一回自分で調教した後に調教師にするための教育を施すわ。 色々な事情で倶楽部に来る子も多いから、私は礼儀作法なんかも教えたりもするのよ。 だから私のグループの子は、パートナーができても私が大好きってわけ。 逆にパートナーの調教も頼んで来る子さえ居る位で調教師冥利に尽きるわね。 「そろそろ私にもまた食べさせてくれないかしら?」 私が足を組み換えさせながらJちゃんに目配せすると、嬉しそうに私の手を取った。 足早にレストランを後にして、ホテルに入った。 ラブホテルも本当は安っぽいチープな感じが好きなんだけれど、私は普通のホテルのロイヤルスイートも好きなの。 夜景を見ながらなんてロマンチックじゃない。 それにご褒美にラブホテルっていうのも可哀想だしね。 まぁ場合によってはその方が燃えちゃう子も居るし、燃えちゃう時もあるんだけどね。 「夜景がきれ~い!」 Jちゃんはガラス張りのリビングに大興奮している。 そういえばJちゃんとはこのホテルへはあまり来ないかもしれないわね。 部下が沢山居ると大変なの。 「ダ、ダイヤさまぁ?」 「あら…Jちゃんったら何でスイッチが入っちゃったのかしら」 この子が私をダイヤと呼ぶときはエッチなスイッチが入っちゃった時。 いつのまにかダメージジーンズを脱いでソファの背もたれに手をかけて私を誘っている。 「んんっ…」 私と目が合うと、アナルプラグに手をかけ一気に引き抜いた。 孔はぽっかりと口をあけて、中からは私が出した精液が太股を濡らしている。 「あらあら。粗相をしちゃった悪い子にはお仕置きかしら」 私がニヤニヤして近付くと凄く嬉しそうな顔をしている。 本当に私にされるならなんでもいいみたいね。 本当に私が大好きみたいで可愛い。 「んっ、んんっ、ダイヤひゃまの…おっきい…」 「Jちゃん上手よぉ。ピアスが当たって気持ちいいわ」 Jちゃんは私のチャイナドレスの裾から中へ潜り込みご奉仕してくれている。 お尻がゆらゆらと揺れるのに合わせて、緩く着ているパーカーの尻尾までゆれているのがまた可愛いのよね。 一回はソファでそのまま、次はベッドルームで朝まで可愛い猫ちゃんをお腹いっぱい堪能させてもらったわ。 朝私の横でぐっすり寝ているJちゃんの髪を撫でているとメールの受信音が聞こえる。 “from クラブ♣ 件名 新製品の実施の件 本文 お疲れ様です。 先日、新製品のモニターテストを実施いたしました。つきましては効果についての報告書及び資料を添付いたします。” クラブちゃんから昨日のデータが来た。 多分オーナーのバカラちゃんの所や、スペードちゃん、ハートちゃんの所にも同じメールが行っているんでしょう。 私はそのメールを読んで、とりあえずシャワーを浴びた。 リビングでタブレットを操作して先程のメールに添付されていた映像データを開く。 『やめて!やだ。ごめんなさい。ごめんなさい…』 『はいはい。後ろも使える様にするから暴れない!』 三月と男が映し出され、男はアナルに大量にローションを垂らされているところだった。 画面越しでも、ローションがテラテラ光っているのが分かる。 『クラブ。新しく作った奴ってどれ?』 『はい。こちらです』 フレームの外からすっと手が伸びてきて三月に新しく作ったというバイブを渡している。 クラブちゃんは調教風景を撮影するのが趣味みたい。 基本的に調教部屋は監視の為に監視カメラがついていて24時間体制で録画をしている。 お客様にも見せたりすることもあるんだけど、クラブちゃんは自前のカメラを持ってきて撮影しているみたいだからそう言う性癖なのかしらね。 よく分からないわ。 『局部麻酔打つから…大人しくしてて…』 チューちゃんが男のアナルの襞に注射を一本打った。 言葉通り局所麻酔でしょうね。 『三月暫く待って』 『えー。早く試してみたいのにー』 『いた、いたいよぉ。許してぇ…』 上半身では帽子屋がJちゃんが開けたばかりのピアスを引っ張って遊んでいる。 『か、噛まないでぇ…』 帽子屋は男の乳首を噛んだり、舌で転がしたりしている。 唾液がしみて痛いんでしょう。 さっきより声が震えていた。 『お前、外で言わないって約束するか?』 『する!します!だから帰して下さい』 帽子屋が男に問いかけると、男は必死に首を縦に振る。 『じゃあ、扉まで自分で歩けたら帰してやってもいいぞ』 帽子屋はそう言って男の拘束を外していく。 外された拘束に男は素早く診察台から飛び降りる。 しかし、男の足は床に着くことなく変わりに身体で床に着地する。 それでも必死になって床を這いずる男は周りからくすくすと言う笑い声が聞こえていることにまったく気が付いていなかった。 『はーい。時間切れ~』 『そ、そんな!』 『誰も時間制限が無いとは言ってないよなぁ?』 『うん…ネムも聞いてない…』 『私も聞いていませんね』 もとから勝ち目のない提案だった事に男は気が付いていないようだ。 全員がくすくすと笑っているのに男は絶望したような顔になる。 『そろそろ麻酔が効いてきたかなぁ☆』 『うん…大丈夫』 チューちゃんがポケットから懐中時計を出して時間を確認してからコクンと頷く。 『さっそく新しいヤツを試してやるよ』 『やだ…そんなの入らない…』 にっこり笑う三月の手にはクラブちゃん達のチームが作ったバイブが握られていた。 バイブの表面には沢山の突起がついていてなかなかグロテスクな見た目だったけど、私は好きだわ。

ともだちにシェアしよう!