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誘拐2

俺が全裸にさせられ、自分の物を弄るように命令された後にスペードが出してきたのはメタリックの筒状のものだった。 それにはコードがついていて、不思議なフォルムをしている。 「はぁ、はぁ、はぁ、うぅん」 チュププププ 手を退けられ、メタリックの筒に自分で刺激して半分勃ちあがったモノが飲み込まれていく感覚に腹がビクビクと波打つ。 「まぁ、せいぜい逝き狂って素直になることだな」 「ヒッ…」 ウィン、ウィン、ウィン 「うぐぐぐ、うぅ、ぐっ、ふっ」 モーター音と共に機械が上下するのが見える。 機械的に動く物体の中はなんとも言えない感覚でぬるぬるしていて両サイドから締め付けられているので、強制的に上下すると搾り取られるような錯覚に陥る。 「お前本当に強情だな」 「ふぁ、んぐぅ」 スペードは大きな溜め息のをつくと、俺は顎に手を添えて上を向かせられる。 スペードの顔が近づいてきたと思った瞬間口付けられる。 「んぁ、ふぁ、ふんん、んんっ」 人生はじめてのキスは、熱い舌が口内をぬるぬると暴れまわりスペードの舌が絡みついてきた。 そのまま逃げる舌を捕らえられ、舌を吸い上げられる度に内腿がビクビクと震え足先がぎゅうっと丸まる。 男にキスされているという嫌悪感などは頭が混乱しすぎていて感じる暇などなかった。 「ふぁぁぁぁ」 あまりの気持ちよさに3度目の絶頂をむかえる。 「ぃってぇ」 「乳首はまだ感じないのか。アナルはヒクヒクして誘ってるんだけどな」 逝った瞬間、乳首を強く押し潰された。 鈍い痛みに気を取られていると後ろの孔に指を添えられたのだが、ただただ不快でしかない。 「っ、そこには触るなぁ!!」 「ふはっ、やっぱお前調教しがいあるよ。サービスで最大にしてやるな」 「え?ああぁぁぁぁぁぉぉぁ」 ウィン、ウィン、ウィン、ウィン 電動式のオナホールのモーターでのピストンが更に激しくなり、俺も声が押さえられなくなる。 「あはぁ、あっ、あっ」 「いい声になってきたな」 今度はスペードに両方の乳首を摘まんだり、弾いたりされる。 チュッゥ 「あっ、いっ、いや、うっ」 乳首を吸われ、反対側をぐりぐりとこね回されるとまた腰が跳ねる。 「玉も収縮してるし、後ろもヒクヒク動いて誘ってるな」 「そ、そんなっ…はず…ないぃぃ」 ズチュぅ、ごぽぉ ゆっくりとオナホールが外されると、最初ほどではないが大量の精子が溢れだしてくる。 俺がどんなに否定しようと、強制的に搾取された物の量をみると強がりを言っているようにしかうつらないだろう。 「本当に強情だな。ここまで来ると感服するわ」 スペードの手がまた自身に添えられると、手を捻る様に動かされる。 しかもスペードは楽しそうにニヤニヤと笑っている。 「いぎっ、あがぁ」 ごしゅごしゅと強く擦られ、腰が浮く。 必然的にスペードに自身を差し出す格好になってしまう。 「そんなに欲しかったのか?」 「あぐ、あっ」 ラストスパートの様に手を更に早められる。 薄くなった精子が、ぴゅっぴゅっと先端から飛び出すのを見届けると、まだ半分勃っている自身をスペードが先端を擦る様に手を動かされる。 「いた、いたぃぃぃぃぃ、やめ、やめろぉぉぉ」 「お前がこれ我慢しないと俺も休めないから、我慢しろ。俺もそろそろ眠いわ」 「いぎぃぁぁぁぉぁぁ」 「まるで獣だな」 スペードはあくびをかみ殺しながら俺の中心を擦る。 俺は喉の奥から低い雄叫びが出るが、スペードの手の動きは一向に緩む気配はない。 「はぁ、はぁ、あぅ、う、うそ?なんか、なんかくるぅ」 「おーそろそろか? 」 「いう!言うからやめへぇ!」 「ん?何て言うんだっけ?」 「イクッ!イクぅ!なんかくるぅぅぅぅ」 鈴口を虐められ続け、一気に奥から押し上げてくる快感の波を放出した。 びちゃびちゃと透明な液体を床に撒き散らす。 それは中々止まらずに、噴き上げ続けていた。 「潮吹き完了っと」 「あぎ、ひっ、ひぅ」 「まぁ言えたご褒美にもうちょっと遊んでやるよ」 「う、うそ…やめるって、終わるっていっ…いぎぃぃぃ」 スペードは潮を噴くペニスを弄り、会陰と呼ばれる個所を指で押し込んで、なかの前立腺に当たるように推し進めたりして楽しんでいた。 俺は絶頂地獄で潮を噴き続けることを強制されて、その潮は放尿に近いくらいに床を濡らしていくのだが、理性を失った俺には最早関係なかった。 「はひぃ、はぁ、はぁぁ、はっ」 「これだけされても意識飛ばさないお前に褒美をやろう。喉渇いてるだろ」 俺が肩で息をしていると、スペードが片手に水のペットボトルを持っていた。 先程の拷問に近い快楽に身体に力が入らないが、これからされる事に恐怖を感じ首だけでもと反対側に動かす。 「まだ屈服しないか…まぁ、初日だからしょうがないな」 スペードにまたしても顎を掴まれると無理矢理口付けられた。 今度は口内に生ぬるい液体が流れ込んでくる。 「んんっ、んっ」 反射的にそれを飲み込んでしまう。 それを何回か繰り返されるうちに俺もスペードの言う通り喉が乾いていた様で、最後には自分から水を求めるみたいにスペードに顔を寄せる。 「ふぁ、はぁ」 「おー。溶けた顔して、キス気に入ったか?」 水がボトルの三分の一になる頃、俺もやっと一息着いた。 スペードは先程までの意地の悪い笑みではなく、甘やかす様な優しい笑顔で俺は不覚にもキュンとしていまう。 「約束通り今日はこれで終わりだ。こいつ運んどけ!」 カシャン、カシャン スペードは俺が戸惑う程さっきの事が嘘の様に無表情になると鉄の扉に向かって大声を張り上げる。 足と腕を椅子に拘束していたのが外れ、鉄のドアから俺の家に押し入ってきた屈強な男が入ってきた。 「ふぁ~。この後も予約かよ…だりぃ」 スペードはぐっと伸びをすると、ぶつぶつと言いながら俺に興味もなさそうにさっさと部屋から出ていった。 屈強な男に椅子から抱き起こされると、パイプベッドに放り投げられる。 度重なる絶頂に身体は悲鳴を上げており、なんとか意識を保っている状態だった。 ベッドに放り投げられたところで、駄目だと分かっていても身体は休息を求めていて清潔なシーツの匂いに段々と瞼が下がってきてしまう。 俺は、どうかこれが全部悪い夢でありますようにと思いながら意識を手放した。

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