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誘拐3
腹部に強い痛みを感じて、意識が浮上してくる。
俺寝る前に腹でも出して寝たっけ。
こんな歳にもなって腹出して寝て腹壊すとか小学生じゃあるまいに父さんに馬鹿にされるな。
俺は父さんの呆れた顔を思い出した。
シュー
カチャカチャ
シャリ、シャリ
父さん髭でも剃ってるのかな。
でも、父さんって電気シェーバーだからこんな音がしないはずなのに…とそんな事を微睡みながら考えていた。
ぐるるる
ヤバイ本格的に腹が痛くなってきた。
起きてトイレに行こう。
そう思って身体を動かそうと力を入れるが、身体が上手く動かなかった。
不審に思ってぱっと目を開けると、見たことのない部屋に軽くパニックになる。
「うぅん!ん?んんんんん!」
「おや?起きましたか?暴れない方がよろしいですよ」
声の方を見ると、真面目そうなメガネの青年がニッコリとこちらを見ていた。
服装は白衣にブルーカラーのワイシャツにネクタイをしめていて、何故か手には剃刀を持っている。
「むぐぅぅぅぅ」
「ああ…大丈夫ですよ。貴方に危害は加えませんから」
俺が刃物を持った人物に軽くパニックを起こして暴れると、青年は剃刀を傍らに置き安心させるように再びにっこりと微笑む。
俺はようやく意識がなくなる前のことを思い出してしまって動きを止める。
突然拉致され、この光のない部屋に閉じ込められているのだ。
「寝ている間に済ませるように言われていたのですが、やはりこれでは起きてしまいますよね」
先程とは打って変わり青年はクスクスと意地の悪い笑を浮かべながら俺の腹を撫でた。
俺は後ろ手に腕を拘束され、足はM字に固定されている状態で動くに動けない状態だ。
痛む腹を見ると、いつもよりはうっすらと膨らんでいる様に見える。
しかも、口には丸いボールの様なものが噛まされているようでそれが辛うじて視界に入る。
「これはお腹いっぱいに、美味しいオイルが入っているんですよ?」
ぐるるるる
俺が腹に視線を送っているのに気が付いた青年は俺の腹をするりと撫でる。
青年の言葉に痛みの正体を知ったが意味が分からなかった。
それよりも、背筋に悪寒が走り後ろには何かが入っているのか違和感がある。
「ぐうぅぅぅ!」
「素敵なアナルには、ディルトポンプを入れておきましたから中身が出ちゃう心配はいりませんよ?」
俺が後ろの違和感に再び身体をもぞもぞと動かしていると、青年が何でもない事の様に言ってのける。
「ヴぃる…ほん?」
「空気式の拡張機具でしょうか?」
俺は青年の言っている物が想像できなくて一瞬動きを止めて考える。
そんな俺を見ながら青年はポンプを俺に見えるように持ち上げるとシュコシュコと押した。
するとアナルから空気を注入する音がする。
「ぐぁぁぁぁぁ」
「拡張するなら、まずは柔らかいゴムが良いでしょう?お腹のなかも綺麗になって、一石二鳥です」
「ああああぐぅぅっ!」
淡々と言いながら、俺の様子を観察している青年は思い出した様に再び剃刀を手に取る。
「すみません。足は終わったのですが、下半身は全て綺麗にしておくようにと言われておりますので、分かっているとは思いますが動かない方が身のためですよ」
「むぅ!」
シェービングクリームを股間に塗られ、その冷たさに竦み上がっている暇もなくすっと剃刀が滑っていく感覚にじっとしている他なかった。
大事な部分の根元周りを綺麗にされると、次は玉まで綺麗にされ腹の痛みに背筋には絶え間なく悪寒が走って、額には脂汗が出ているのに羞恥で顔が熱くなる。
「綺麗になりましたよ。よく我慢しましたね。最後に飾りをつけておしまいです」
「ふっ、うんっ」
ぺニスにリングを通されたところで頭を撫でられた。
俺は緩く頭を振って微かな拒否の意思を示す。
「あぁ!申し遅れました。私はクラブと申します。あの粗野でがさつなスペード君に変わり、今日は私があなたの相手をさせていただきます」
今の雰囲気には全くそぐわない程クラブと名乗った男はにっこりと微笑みながら挨拶をしてくる。
「さて、司さんには選ばせてさしあげます」
「あぅ?」
急に名前を呼ばれ、何で俺の名前を知っているのだろうと思ったが昨日の事を思い出して少し頭が冷えた。
俺の事は、父さんを含めとことん調べられている様だ。
「お腹の中身をここで垂れ流すか、トイレに行くかですよ」
「っ…!」
顔にはにっこりとした笑みが張り付いているのだが、俺にはその笑顔が悪魔の微笑みにしか見えなかった。
しかも冗談ではないのか、クラブの足元を見るとバケツがちょこんと置いてある。
「これでは話せませんよね?口許も涎まみれで可愛かったですよ」
クラブは、パッと手を広げながらおどけてみせる。
俺は頭の後ろに手を回され、カチャカチャと金属が擦れる音がしていた。
口から外されたものはベルトにボールがついており、ボールには無数に穴が開いている。
ボールギャグといわれる物のようだ。
俺の口とボールは唾液の糸で繋がっており、その光景が妙に生々しい。
「ふぁ、と、といれぇに、い、行かせろ」
「ええ、ですがトイレに行くには歩いて行かなければいけませんよ」
俺がなんとか痛みに耐えつつ言うと、クラブは一切表情を変えずに俺を拘束している物に手をかける。
「あ、ああ…あ、ああ」
「どうされます?」
そのまま腹を意味深に撫でられつつ問いかけられると、この痛みから早く解放され事だけで頭が一杯になっていた。
「トイレ、いく…いき、たいよぉっ」
「そうですか、なら…歩きましょうか」
「ん…」
俺が小さく頷くとクラブが満足げに微笑み脚の拘束を解いてくれる。
身体を起こすのを手伝ってもらいつつ、ベットから降ろされた。
俺がどれだけ寝ていたのかは分からないが、下半身にはまだ倦怠感が色濃く残っている。
「…ふっ」
足に力が入らず、その上腹部に何度も激痛が走りなかなか脚が前に進まない。
クラブに支えられながらなんとか進み鉄の扉ではない木の扉を開ける。
そこにはガラス張りの風呂とトイレに洗面台があった。
「いい子でしたね。これからがキツいので舌を噛まないで下さいね?」
「え…?」
腹部の激痛で正常な判断が出来ない。
クラブに言われた事もきちんと聞き取ることができなかった。
「さ、タンクに上半身を預けてください」
「んっ、」
おかしいとは思いつつ言われた通りに便器に跨がり、上半身をタンクに預ける。
すると、 前触れもなくクラブに最大限に大きくなっていたディルトポンプを抜かれる。
◇このあとスカ表現あります!
苦手な方は次にお進み下さい◇
「ぐっ、ああああっ!」
無理矢理栓を抜かれると、関を切ったように腹の中のものが逆流する。
孔からは大量の液体が落ち、次第に汚物をたれ流していく。
その排泄の音が恥ずかしくて顔をタンクに押し付け視界をシャットアウトする。
しかし、もしかしたらまだ後ろにクラブが居のではないかと思いがばりと顔を上げた。
おそるおそる後ろを振り向くと、顔に笑みを張り付けたクラブが立っている。
「あ、ああ…見るなぁぁぁ」
「見るもなにも撮影しておりますよ?沢山可愛い声で啼いてくださいね」
「うそっ…やぁ、やだぁ!」
手にハンディーカムを持っているクラブを見て俺は焦って孔を閉じようと試みる。
後ろに集中して力を込めてみるが、入れられていたアナルポンプのせいで上手くコントロールができなかった。
「可愛いお姿ですよ」
「ん、汚いからからぁ…見るなぁ!」
「そう言われましても、司さんが素直になるまでは辞めることはできません」
「んぅ! ひゃ、ああ、ああ、おわんにゃい!」
クラブがカメラ片手に近付いてくる。
顎に手を添えられ上を向かさせられると溶けきった顔をカメラに納められる。
そのまま顔が近付いてきたと思っていたらキスされてしまう。
「言葉まで可愛くなって、早く素直になった方が楽ですよ?」
「ん、みゃ、あはぁ」
口付けから解放され、耳に悪魔の一言が囁かれる。
俺は認めた方が楽になるのかと一瞬惑わされそうになったが、慌てて頭を振る。
唇を強く噛みつつ、なんとか正気を保とうとする。
「うんぅ…う、ううううう」
「粗野で野蛮なスペードさんの報告通り、キスには弱いが意思は強い様ですねぇ。本当に調教しがいがあるというか何と言うか…」
もう腹から何も出てこなくなったところで、クラブは俺に立ち上がるように手を引いて促してくる。
俺はなんとか震える足を叱咤しつつ立ち上がった。
「今度はお風呂場で綺麗にしましょうか」
「ん…」
そのまま俺は嫌々ながら風呂場に連れて行かれ、孔に再び液体を注入される。
「今度はどうします?おトイレ行きたいですか?」
にっこりと悪魔の笑みを浮かべつつ言われた言葉に何度も首を上下に振りカイジョモないまま便器へと這うように移動する時も撮影はされている。
便器で動かなくなると強制的に風呂場に戻されゆっくりと中身を入れては出すという行動を繰り返していく。
「はぁぁ、んっ、もう、やらぁぁ」
「あなたの此処綺麗になってきてますよ?」
「くるひぃ…」
「でも、気持ち良いでしょう」
「よぐないぃぃぃぃぃ」
クラブがアナルの周りをつつくと、再び水が零れる。
しかし度重なる屈辱は、俺の自尊心を傷つけるには十分なものでもあった。
しかも、クラブは何台ものカメラを使用し俺の痴態を記録していった。
全てを吐き出した俺は放心状態のまま次の命令を待っていることしかできない。
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