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調教会4
ダイヤの白々しい言葉にさえ反論できない位に俺は ショックが大きくて動きを止めた。
気がつけば、いつの間にか頭から手は退けられていたがそんな事気にしている余裕は俺にはなかった。
「さぁ、これからが本番よ?」
ダイヤの含みのある笑顔に俺は今だショックから抜け出せずに、成すがまま着ているものの前を寛げられていた。
「やっぱり未発達の子達と違って鍛えられた良い身体してるわねぇ」
「ちょ?は?」
俺がやっと気が付いた時には着ていた病院着の前は全開にさせられ、ダイヤは搾乳機を準備していた。
透明のカップにゴム製のホースの付いたそれは画面越しで見るよりもより更に本物の乳牛用としか思えない様に見えた。
「やめろ!そんな物……」
抵抗しようにも拘束は一向に外れる気配はなく、ただガチャガチャ耳障りな音をたてるだけだった。
ダイヤはニコニコと笑いながら、胸を揉んだかと思うと搾乳機を俺の胸に取り付ける。
はたまたぴったりと取り付けられた搾乳機のゴムのヒヤリとした温度にぞわりと鳥肌が立った。
「心配しなくてもすぐに訳が分からなくなるわよ。スイッチオーン」
「ひっ!!」
全く安心できない言葉の後に、ダイヤは何の躊躇もなく機械のスイッチを入れる。
すぐに機械から小さなモータの音と、空気を吸い込む音がしはじめる。
「あっ、ぐ……」
シュウゥゥゥゥ
器具が胸の肉を無理矢理吸い上げる感覚に俺は呻く。
「いっ、たぃ……やめろ……」
「あら、気持ちよくないと駄目だったっかしら?」
機械により吸い上げられているせいで、じんじんとした痛みを放っている。
ダイヤは笑顔を崩さず、益々楽しそうに言うと再びベッドに腰掛ける。
「これだけ立派なら、彼氏なら喜んじゃう大きさよねぇ。まぁ…あなたは私の好みのタイプじゃないんだけどね」
俺の反応していない下半身を眺めながらきゃらきゃら笑うダイヤは、ペニスを馴れた手付きで掴むと上下に扱き始める。
「ちょっ!ふぁっ!」
突然の直接的な刺激に俺は思わず甘い悲鳴を上げてしまう。
機械に吸い上げられている胸の先端からは、ちょろちょろと母乳がしみだしてきている。
暫くすると、米神が痛みはじめ関を切った様に白濁した液体が先端から飛び出す。
「ああっ、う、嘘だ…」
俺はまだ何処か信じられない気持ちでそれを呆然と見つめる。
母乳が出る時は、射精と似た快感に襲われるのだと嫌でも身体は覚えていた。
ペニスへの直接的な快感と、断続的な射乳の快感に俺の意識は混濁し始める。
ギリ、と歯を食い縛りなんとか耐えようとするがそれに気付いたようにダイヤは手の動きを速めた。
「ひっいいっ! やめっ、ろおっ!」
「あとちょっとかしら?」
拒絶の言葉を上げても当然受け入れられるわけはない。
ダイヤはまだ足りないかとばかりに勃起して脈打つ俺のモノのカリ部分を刺激してくる。
「んおおっ! そこっ、やめろぉ!」
ペニスを刺激されるのと同時に噴乳の勢いが強まる。
ぷしゃあっと噴き出る母乳の感覚は射精と同等の快楽を俺へ与えた。
しかしそれは射精と違い一瞬で終わるのではなく、断続的に気持ちがいいのだ。
その快楽に脳の回路がすりきれていく。
「はああああっ。もっ、とめろぉ!頭が、頭がおかしくなりゅうう!止めてくれええっ!」
叫ぶように懇願する俺のだらしなく開いたた口からは、涎が顎を伝う。
目からは涙がとめどなく溢れ、顔をぐしゃぐしゃにしている。
体育教師としての厳しい俺も、父親としての自信に満ちた姿はもうそこにない。
機械は無機質に俺の乳を吸い上げ、ダイヤは容赦なく緩急を付けてペニスを扱く。
しかし、何故だかペニスで絶頂を迎えることができない。
「な、なんで?」
「うふふ。物足りない?」
登り詰めているのに、あと少しが足りないのに気が付いたダイヤに先端の割れ目をぐりぐりと刺激される。
鈴口を親指の腹で撫でられ、ぞわぞわとした寒気に似た気持ちよさがかけ上がってくる。
「うひっ!」
気持ちいい事は気持ちいいのだが、何かが足りない。
後ろの孔が何かを求める様にひくひくとしているのを感じるが最後の理性が働き、その事を認めたくはなかった。
「流石調教会に、上級顧客ってかんじよ…ね♪」
「じょ…うっ、きゅ?」
なかなか達する事のできない事に焦りを感じはじめた頃、ダイヤが一旦手を止めたので俺はダイヤの顔を見上げる。
「調教会はお客様に商品を品定めして貰いながら調教をしてもらうの。上級顧客は調教会で躾た奴隷の身体の仕上げをする権利があるのよ。でも、あなたみたいな依頼品が調教会や、他の客の手で調教されるのは珍しいんだけど…」
もうダイヤの言っている事があまりにも現実離れしているのと、早く絶頂を迎えたいという気持ちで頭がいっぱいになって全く話が理解できない。
自然とゆらゆら腰が揺れて自分から刺激を求めてしまっていた。
「早く出したくてたまらないでしょ」
ダイヤが俺のペニスをピンッと指で弾いてからかうが、俺は何とか最後の理性を振り絞り首を横に振る。
「あらそうなの?なら…触らなくて大丈夫よね」
刺激していた手を止められ、俺は名残惜しげにダイヤの手を見つめてしまう。
ぐちゅ、ぱちゅ、ぐちゅぐちゃっ
激しい水音に俺は画面に目を向けると動画はまだ終わっていなかったようで、おぞましい光景が目に飛び込んできた。
『おっぱいから沢山ミルクが出て、まるで牛みたいだね』
『んんんっ、あっ、あぁ、くひゅっ、んぁ』
小肥りの男は未だに胸に吸い付いており、俺の臀を指で滅茶苦茶に掻き回していた。
腕の拘束はいつの間にか外されており、俺は小肥りの男の頭を切なげに掻き抱いている。
『指もこんなに締め付けたら動かせないよ』
男は楽しそうにそう言いながら指を早めていく。
ぐちょぐちょ、ぱちゅっぱちゅっ!
男は反対側の乳首に吸い付き、乳首を歯で挟み引っ張るのがアップになった。
『あぅぁぁぉぉぁぁ!!』
更にぴゅっぴゅっと断続的に母乳が噴射し、それにともない射精をしながら絶頂した。
ハァハァと言う荒い息を吐きながらベッドに沈む俺を見下ろす小肥りの男は顔を母乳で濡らし、恍惚の表情を浮かべている。
「ほら、気持ちよくなりたくないの?」
画面に釘付けの俺の耳に悪魔の一言が囁かれる。
ごくり
気持ちよく成りたい。
しかし、俺は何に迷っているのだろう。
胸での刺激に頭が混濁していて、更に下半身を焦らされていることでもう正常な判断がつかなくなってきいた。
快感が限界を超えた瞬間、俺の中でなにかがぷつりと切れた。
「逝かせてくれ!お願いだから、逝かせてください!」
「そう…いい子ね」
思わず叫んだ俺に、ダイヤの口が満足そうに弧を描いたのが見えた気がした。
ぷちゅっ、ぐちょぐちょ
「んあぁぁぁぁぁぁ」
容赦なくアナルに指を押し込まれ、自分でも知らなかった良いところを重点的に刺激される。
「いやぁぁ。イ、イクッ。後ろでイキたく無いのにぃぃぃぃ。イクゥゥゥゥゥッ」
アナルを弄られ、ペニスからも乳首からも大量の白い液体を勢いよく噴き出させながら、俺は泣き叫ぶ。
「はあっ、はあっ、む、胸止まらにゃいい……」
射精はすぐに止まった。
だがちょろちょろとしみだしていた母乳は、現在俺の体が痙攣するのに合わせてぷしゅっぷしゅっと勢いよく噴出を続ける。
ジュゴゴゴゴゴゴ
噴出する母乳は、ホースに接続されている透明なタンクに吸い込まれていく。
「まあ、こんなもんかしら」
ダイヤはタンクの中身を見ながらそう言うと、スイッチも切らずに半ば無理矢理俺の胸から搾乳機を引き剥がした。
「ひぎいいっ!」
俺はその仕打ちに背を逸らし、痛みに震える事しかできない。
強制的に終了させられた搾乳の余韻か、乳首からは未だに白濁とした液体が噴き出している。
それが肌を伝い落ちていく刺激にさえ俺は反応してしまって身体が震えてしまう。
「これからは毎日主人様に搾ってもらうのよ?」
「ご、ごしゅじん……さま?」
「そう、これからご主人様の好みの奴隷になれるように私と頑張りましょうね」
俺は絶頂後特有の浮遊感と倦怠感で上手く返事もできない。
ダイヤの話では今まで寝ていた筈なのに、どっと疲労感で眠気が襲ってくる。
「お返事はどうしたのかしら?」
「はひぃぃぃ!」
ぐにぃぃぃ
散々弄られていた乳首を力一杯引っ張られ、その痛みに反射的に返事をしてしまう。
乳首を引っ張られた事で、また母乳が飛び出しダイヤの指を濡らした。
「そうよ。いいお返事ね」
指についた母乳をペロリと舐めるダイヤに、俺は呆然としているしかなかった。
俺はこれからどう変えられてしまうのだろう。
底知れぬ恐怖に俺はぼんやりと無機質な天井を眺めていた。
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