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ゲスト2

ガチャッ、ガチッ 幹弘がキャリーバックの金具を開ける。 よく見ると鞄はキャリーバックと言うよりはトランクに近い気がした。 大きな面の中央には金属の金具が付いており、それを囲むように装飾が施されている。 革張りなのかとても高級そうだ。 「……!!」 幹弘がトランクと開けた瞬間、俺は中の物に目を見張った。 「あーあ。気絶しちゃったか…」 トランクの中には、少年が膝を折り畳んだ状態で入れられていた。 口にはギャグボールを咬まされ、ベルトの様なものが数本腕と足を拘束していた。 幹弘が言うように気絶しているのか、瞳は閉じられ時折ピクンピクンと身体が小刻みに反応している。 臀には太いバイブがずっぷりと突き刺さり、それが激しく震動している音がトランクを開けたことでより生々しく聞こえてた。 「へぇ…こんなのまで仕込んであるんだ」 俺からは見えないが、幹弘は少年を見てすごく関心していた。 トランクの内部には人の形にスポンジらしきものが敷き詰められ、空いたスペースには卑猥な道具などが詰め込まれている。 少年が動かなければ、正に人形と言われても不思議ではない程トランクに綺麗に収まっていた。 「よっ…と」 幹弘が気絶している少年をトランクから引きずり出し、ベットの上へ移動させる。 ベッドがキシリと軋む。 俺がそれを見守っていると、幹弘は少年の手と足に巻かれれているベルトを外しはじめた。 少年はあっというまにM字に足を開いた状態で再び拘束されてしまう。 「浩介…改めて紹介するね。腹違いの弟の國松龍二くんに来てもらいました!」 「んぶぶぶぶぶ!!!」 幹弘が義理の弟と言った少年を後ろから抱き抱え膝に乗せたかと思うと、龍二の顔を固定して空いた手でぺニスに手をかける。 龍二のぺニスには何やら金属製の棒が深々と刺さっておりそれを激しく上下に動かすと龍二は目を覚ましたのか、大きく目を見開き身体を反らす。 「凄いね…浩介より酷い事されて喜んでるよ?」 「んんー!!」 幹弘はちゅご、ちゅごっという音と共に激しくぺニスに刺さった棒を抜き差ししている。 棒の隙間からは透明な液体が溢れて泡立っていた。 シーツに落ちた液体が小さな水溜を作っている。 「今から前立腺を前からも後ろからも擦られてメスイキしまーす」 「んんんんんん!!」 幹弘がふざけた様な口調になり、 抽挿の速度を早めると龍二の身体がピンとのびる。 アナルも締め付けているのか、アナルに刺さったバイブのモーター音が鈍くなった。 しかし、そんな龍二の事などお構いなしに追いたてていく幹弘はこの上なく楽しそうだ。 「いふっいふぅぅぅぅ!!…んふー。んふー」 「へえ。ちゃんと逝くときは言う様に躾されてるんだ…完全に肉便器だね…りゅ・う・じ・くん?」 龍二の膝がガクガクと震え、それに伴って腰もゆらゆらと揺れている。 龍二は幹弘の肩にもたれかかりながら苦しそうに息をしていた。 「んぐぅ」 「孔も浩介よりこなれてるんじゃない?」 バイブが激しく動いているにもかかわらずその振動を止めないまま幹弘はそれを引き抜いた。 幹弘はぽっかり開いた孔に指を差仕込んで前後に揺らすとM字に開かさせられている脚がきゅうと縮まっていく。 じゅぽっ、じゅぼっ 幹弘の指はどんどん早くなり龍二を再び追い込んでいるのがよく分かる。 俺はよく腹違いとはいえ弟を躊躇なく辱しめていく幹弘が信じられなかった。 「ぷあっ」 幹弘が龍二の口枷を外してやると、ギャグボールから唾液が伝っている。 口の端は口枷のせいで赤くなってしまっていた。 幹弘が手を止めて拘束を解いて龍二を横たえてやってる。 「ほら浩介もこっち来て」 幹弘に言われてしまえば逆らう事はできないので、俺は起きあがって膝をついてベットの端まで移動する。 龍二はとろんと溶けた目で俺のことをぼんやりと見ている。 「えっ!」 「はははは。いいね龍二」 俺が近付くと龍二は躊躇なくのろのろとではあったが、自ら膝を抱えて孔を見せ付ける様に臀を割り開いた。 孔はヒクンヒクンと誘う様に小刻みに収縮を繰り返し、ローションの様なものでテラテラと光っている。 俺はそんな龍二の姿に驚いて動きを止めてしまうが、幹弘は満足そうに頭を撫でてやっている。 それに龍二はすこし誇らしげな顔をしている。 「浩介止まってないでこっちにおいで。ゲストも来たことだしゲームにしよう」 幹弘に改めて呼び寄せられ俺は恐々と近付いた。 「げーむ?」 「そう。ゲーム!龍二が勝ったらこれを取ってやる」 「しょんな…トントンしたらっ!」 ゲームという言葉に龍二が疑問符を浮かべる。 すると幹弘は龍二のぺニスに刺さっている棒を上から指の腹でトントンと軽く叩く。 当然だが、その刺激に龍二が身悶えはじめる。 「浩介は、これを弛めて逝かせて欲しいだろ?」 「んっ…はいい」 俺が幹弘の横に行くと右手でぺニスを握られ根元のリングをすりすりと擦られ、そのあと玉や先端の割れ目を撫でられる。 身体は出さずとも快楽を得る術を知ってしまったが、やはり精液を吐き出す快感は別格だ。 俺はその快楽への誘いへ大きく首を必死に振った。 「じゃあ、ゲームをはじめるよ?どっちがご褒美を貰えるかな?」 幹弘が俺たちを攻め立てながら楽しそうに微笑むので、俺も龍二もその快楽に身を任せながら早く目的のものを手に入れるために相手を見ていた。 + 「んー。んん」 「ん゛ー」 「ほら二人とも頑張って締め付けてないと負けちゃうよ?」 俺と龍二はボールの連なった器具を差し込まれ、その器具が俺たちを繋いでいる。 幹弘が提案してきたのは“綱引き”だった。 ちゅぽんっ 俺が後ろに力を込めて後退すると、龍二からボールが1つ飛び出す。 しかし、龍二も後退すると俺の孔からゆっくりとボールが引き出される。 「いっ!ご主人しゃま!擦ったらだめ!!」 「やっ!ちんちんのじゅぼじゅぼしちゃやだぁぁぁぁ」 幹弘はもたもたしている俺達にちょっかいを出して来た。 俺はぺニスをごしごしと擦られ、龍二はぺにすに刺さっている棒を大きく揺らされている。 それのせいで俺たちの腰は自然と浮き上がり、繋がれている器具が勢いよくちゅぽちゅぽと音を立てて飛び出していく。 「いっ、いうっ…」 「あ、あぐ」 「ふふふ。1回戦の決着が着いたね」 俺達の腰が快楽でガクガク揺れているのを見て、幹弘は満足そうに勝負の決着を告げられる。 俺の孔からは器具が全て抜け落ち、龍二の孔にはボールが何とか残っていた。 「んんんん」 「あとちょっとだったね」 幹弘はくすくすと笑いながら龍二の孔から残りのボールを引き抜いた。 「さぁ龍二にはご褒美をあげるよ。浩介はお仕置きだね」 龍二は“ご褒美”の言葉にゆるりと口の端をあげているが、俺は“お仕置き”の言葉に何をされるのか分からない恐怖に目の前が真っ暗になる。 「まずは浩介のお仕置きかな…。ほら浩介お尻こっち向けて」 「・・・・」 俺は渋々四つん這いになって臀を幹弘に向けた。 命令に逆らえなくても羞恥心が無くなった訳ではないので頬に熱が集まってくる。 「自分で広げて?」 俺は言われるがまま肩で身体を支えつつ臀を左右に開く。 何度やっても慣れることはなく、更にかぁと頬が熱くなるのをシーツに顔を埋めてやり過ごす。 「浩介のココは素直で、期待でヒクヒクしてるのにね…」 「んっ…」 幹弘は楽しそうに俺のアナルを指で弄ぶ。 俺からは見えないが入り口を押し広げながら何かが押し込まれた。 最後にそれをぐっいと押し込んだのか幹弘の掌が尻に当たる。 「もういいよ。1回負ける毎に卵形のボールを1個入れていく。落としたら、落とした数と同じ数を追加していくからな」 俺がゆっくりと姿勢を戻すと、幹弘は白い卵形のボールを俺と龍二に見せてくる。 鶏の卵に比べると小ぶりに見えるが、異物には変わりなく腹には違和感がある。 「さぁ、次のゲームではどっちが勝つかな?」 「んひぃぃぃ!!」 幹弘が楽しげに笑うと、龍二のペニスに刺さっていた棒を前触れも無く勢いよく引き抜いた。 龍二はその刺激に大きく首を反らす。 「逝かなかったんだ…えらいえらい」 引き抜いた棒を傍らに置くと、幹弘は龍二の頭を撫でて誉めてやっている。 しかし、龍二のペニスはびくんびくんと痙攣して先端からは水分がとぷとぷと滲み出ていた。 「さぁ…ゲームスタートだよ」 その声に俺も龍二も逆らうことなどできるはずもなく、幹弘の言う通りにするしかなかった。

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