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第131話

言い終わると同時に、一気に根元まで突き入れてきた。 「うあっ、あぁっ!」 目を見開く。慣れたはずの体の奥が、いきなり奥まで侵食されて苦しさを訴える。けれど、同時に彼自身を強く締め付けた。 「ほら、苦しそうだが嫌じゃなさそうだぞ? ん?」 鼻の下の伸びきっただらしない顔をしながら何度も腰を前後させる。ゆっくり大きく腰を回されると、頭がクラクラした。 「まっ、てぇ」 縋り付きながら必死で訴えるけど、彼は素知らぬ顔をして何度も突き上げたり腰を回したりを繰り返す。 「もぉ、やっ」 顔を見せるのも恥ずかしくて、すっかりと首根っこにしがみつきながら鳴いた。抵抗すると同時に、甘ったるい声が止まらない。 体の奥は彼に絡みついて、さらに深く繋がろうと貪欲に彼を締め付けていく。体の中に蛇でも飼ってるんじゃないかと思うくらい。 それほどしないうちに、彼が額に汗を滲ませながらニヤリと笑った。 「ハニー、あんまり締め付けないでくれ。でないと」 耳のすぐそばで聞く彼の声は、掠れて随分セクシーな感じ。それだけで興奮する。 「でないと?」 あえて聞き返す。彼は軽く息を飲んでから軽く笑った。 「でないと、すぐにイッちまいそうだ」

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