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第20話

「あっ……ん……、せんせ、い……」  透き通るような肌に所有の印を刻みながら、俺はロイの全身余すところなく愛していく。  とっくにトレーナーは脱がせて、ベッドの隅に放り投げてあった。  俺の手がロイのズボンにかかると、それまであたえられる快感に酔っていた彼が急に羞恥を思い出したのか、それを制する。 「やだ、先生。そんなところ……!」 「どうして? ロイのここは触ってほしいって言ってるよ……?」  耳元に唇を這わせながらロイのズボンの中へと手を入れ、下着の上から反応しかけているロイ自身を握った。 「ああっ……や、んっ……」 「下着の上からでも、もうこんなになってる……かわいいな、ロイ……」  ロイの敏感な部分を愛撫しながら、愛撫を繰り返す。 「んっ……ん……やぁ……」  ロイは震える手で俺の手を自分のソコから離そうとするが、全く力が入っていない。  そんな思い人の様子がかわいくて、小さく笑みをこぼすと、今度は下着の中へと手を侵入させ、直にロイのかわいい欲望に触れた。  途端にロイが息を詰め、体が大きくのけ反る。 「やめっ……せんせっ……」  二・三回擦り上げるとロイは甘く掠れる声を上げ、達した。 「早いね……。あまり一人でもしてないんだ……? まあ、病院じゃ自慰も落ち着いてできないか」 「な……な……」  ロイが真っ赤になって絶句する。  体中を桜色の染めるロイが愛しくて、俺はもっともっとこの少年を気持ちよくさせてあげたいと思った。

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