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姫はじめ3

着物の裾を捲られ、淫らな格好にされたマツバはその身体を麻縄で巻かれていた。 後手に縛られ、両の膝頭を拘束されたマツバは足を閉じる事も抵抗する事もできない。 その無防備なマツバの股間に西園寺の顔が埋まっていた。 彼はマツバの陰茎を口で愛撫している。 片手で蜜茎を擦られながら、剥き出しにされた先端を舐め回されるたび堪えきれない快楽に下腹部が震え、蜜がとぷとぷと溢れてくる。 「…あ……っ……ああっ」 次から次に溢れてくる蜜をわざと音をたてて啜り上げながら西園寺は喉奥でクツクツと笑った。 「あとからあとから溢れてくるぞ、マツバ。これじゃあ着物が汚れてしまうじゃないか?」 意地悪く囁きながら滑る亀頭を撫で回されて、マツバは顔を真っ赤に染めながら頭を振った。 「申し訳……っございません…あ、あっ…でも……我慢できな……っ」 そこを口淫されて平静でいられる男などいるだろうか。 マツバは女物の着物に身を包んでこそいるが、身体はしっかり男だ。 性器をしゃぶられればたちまち感じ、射精感に襲われる。 特に西園寺にされているというだけで身体が過敏に反応してしまうのだ。 「全く堪え性のない子だ」 西園寺は嬉しそうに呟くと物入れから何かを取り出した。 彼の手にあるものを見て、マツバの顔が再び焦燥に染まっていく。 「西園寺様……っ…それは…」 「これでここに詮をしてあげよう。そうすればマツバの愛液で着物を汚す心配はないだろう?」 淫靡な笑みを浮かべながら告げる西園寺を、マツバの怯えと期待の混ざった瞳が見上げる。 彼の手には、シルバーの細長い棒状のものが握られていた。 太さは綿棒の先端くらいだが、ところどころなだらかに隆起している部分がある。 マツバはそれが何に使われるものか知っていた。 「……っ…西園寺様………」 半ば怯えた表情のマツバを見つめながら、西園寺が妖しげな笑みを浮かべる。 「じっとしていろよ」 西園寺はその棒状のものに香油をたっぷりと絡めると、マツバの濡れた陰茎を掴んだ。 剥き出しにした先端の小さな孔にその淫具の先がプツリと刺し込まれる。 マツバはそこを蹂躙された経験が殆どない。 一度客にされた時はただただ違和感しかなく快楽を得る事ができなかった。 迫る棒の先端から無意識に逃れようと身体が勝手に逃げ打つ。 しかし、縛られた身体ではせいぜい身を捩る事しかできない。 「じっとしていないと中を傷つけるぞ」 恐ろしい事を言われ、マツバは唇を噛むと必死で静止を試みた。 しかし、その淫具の先がクチュクチュと蜜口を穿つたびに堪えきれない刺激が込み上げてくる。

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