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「っあ…んん……アキっ、んっ………」 「翔、翔……」 「アキっ、ひゃっ!ンあ…そこっ………!」 「ほらココ、翔の気持ちいいとこ」 「んッ…!そこぉ、っ、きもちぃ……あきぃっ…」 ピピピピピピピピピピピピピ うるさく鳴り響く目覚まし時計の音で飛び起きる 勢いよく体を起こすと、ぽたりと額から汗が垂れて頬を伝う 何だ…今の夢…………………… オレと翔が………… ついさっきまで見ていた夢を思い出したのも束の間、オレは下半身の違和感に気付き恐る恐る掛け布団をめくる 「マジか…………………」 木曜日の朝、久しぶりに天気は晴れ だがオレの気持ちには大きく分厚い雲がかかっているようだ オレは今朝、翔と激しくまぐわう夢を見て今までにないほどの濃さと量の夢精をしてしまった なんてことだ……… そりゃ今まで必死に翔に手を出さずに耐えていた それなりに翔との関係も良いし、翔のおかげで楽しい日々を送れている 毎日翔を胸に抱いて通学した 昼には翔がオレの分まで弁当を作ってくれたし、周りに人がいない時はオレからキスしたりしていた 翔との日常は充実していたし、日に日に翔への気持ちは増すばかりだった だがそんな日常の中に下心が無かったかと問われると答えは“ノー”だ 翔は純粋な気持ちで受け止めてくれていたかもしれないが、オレは違った 付き合って1ヶ月は手を出さない、そう心の中で決めてはいたが翔への下心も日に日に増していった 毎日のように翔を想像して抜いたりなんかもした わずかに残った理性で、ぐっと自身の欲望を堪えていたんだ なのにあんな夢を見た後にどんな顔して翔と会えばいいんだよ………! オレの葛藤も虚しく翔との待ち合わせ時間 翔には気付かれないよう、あくまで平然を装って接することが今日のオレのミッションだ 「し、翔!おはよ!」 「あ、アキ……おはよ………」 翔がフラフラと眠そうに目を擦りながらこちらに向かって歩いてくる ここ1ヶ月翔と付き合ってみて分かったが、どうやら翔は朝が弱いタイプらしい まだとろんとした目をオレに向けて時折重たい瞼でぱちりと瞬きをする そんな翔の姿でさえ、オレの脳は翔をエロの対象へと変換する む、無理だ! 翔の顔を見ただけであの夢を思い出しちまう……! あ〜〜翔とエロいことシたい……! あんな夢見せられたら、もっと想像が膨らんでシたくなるに決まってるじゃないか……!! 「あぁ……あっつい………んっ…………」 「っ………!?」 「んッ………もう汗かいちゃった……………」 すると電車を待つ翔が、オレの隣でおもむろにシャツのボタンをぷちぷちと開け始める 翔は汗を拭いながら、いつもより2つも多く胸元のボタンを開ける そして今朝駅前でもらった団扇を尻のポケットから取り出し自身をぱたぱたと扇ぎ始める なっ、なんて無防備な…………! オレが必死に耐えていると言うのに翔ったらこんなドスケベ攻撃を………!! 団扇から送られる風のせいで見えそうなそれを見るまいと、オレは翔から目を逸らす そして興奮している自身の心を落ち着かせようと一度深呼吸をした 電車に乗り込みまたいつものように翔を壁に追いやって、腰に手を回す 翔も慣れたようにオレの背中に腕を回し、ぎゅっと胸に体を寄せてくる だが今日はいつものようにはいかない 見えてしまっているのだ 今まで想像の中でしか見たことのなかった翔の胸の小さな突起が、見えてしまっているのだ 「アキ……どうかしたか……………?」 「いっ、いや、なんでもないよ…」 オレの様子がおかしかったのか、翔が控えめに上目遣いをして尋ねてくる それにあくまで平然を装って、いつも通り返事をすると翔はそっか、と言ってまた胸にぎゅっと身を寄せる 見ないようにしようとするも、オレの目線は無意識に翔のシャツの内側を覗いてしまう 想像してたものよりもずっと綺麗な薄桃色のそれは、少し大きめでぷっくりと勃っている や、やばいっ……… 乳首丸見えだし、今日の翔はどこかいつもより色っぽい するとその時 ガタンと強く揺れた電車のせいで、もっと翔を強く抱きしめてしまう 「し、翔、大丈夫か?」 「う、うん、ありがと…………ンっ…」 翔を胸に抱いたまま心配をしたのもつかの間、翔は時折色っぽく吐息を吐き出すようになる 気付くとオレの胸の下あたりに、妙な感触 小さくて硬い粒が当たって擦れているような、そんな感触を感じる 「ん………んっ………………」 オレはすぐにその正体に気付いた オレの胸の下あたりに当たっていたそれは、さっきまで丸見えだった翔の胸の突起だった より密着したせいで、布に擦れたそれが硬く勃起しオレの体に擦り付けられていたようだった 翔自身は理解していなさそうだが、時折んっと色っぽく声を漏らしている ち、乳首当たって擦れてる………! しかも翔、少し感じてる やばい、勃った………………… ここでオレの理性は限界ギリギリまで到達する あと少しでぷちんと切れてしまいそうな糸を必死に手繰り寄せて繋ぎ合わせるようになんとか自身を保つ 緩く勃起し出した自身の息子を、これ以上大きくさせないよう必死に目を瞑り翔を視界に入れないようにする マックスの状態まで硬くなってしまったら、オレのは少なくとも3回は出さなきゃ収まらない オレの必死の我慢をよそに、翔の乳首は未だにオレの体にコリコリと当たり擦れている そして翔も、浅い呼吸で無意識に色っぽく声を漏らす そこからはもう己との戦いで、オレは必死に頭の中で念仏を唱えながら何とか自身のそれを鎮めた 結局その日は学校が終わり翔と別れるまで、一度も翔と目を合わせることができなかった 翔と目を合わせようとすると、どうしても夢での光景がちらついた もうすぐ付き合って1ヶ月 オレが待ち望んだ、1ヶ月だ

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