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イって?

下半身に違和感を覚えた俺は、ちらりと自分の下半身に視線を落とした そしてすぐにその違和感の正体に気付く 俺のものが白いTシャツで隠れたボクサーパンツをぐいぐいと押し上げ始めている 時折ぴくんと脈を打つと、体が強張って震える 恥ずかしさも忘れるくらいに気持ちのいいアキのキス だがその気持ちよさが仇となり、知らぬ間に俺を興奮させていたようだ や、やばい…………っ 勃っちゃった………………… どうしよ、こんなのアキにバレたら、嫌われる………っ 「ん………っ」 「ふふ、翔、キス気持ちいい?」 「んんっ……………」 俺がこうなっているのも知らずにアキは依然俺の首筋や耳にキスを落とし続ける そして耳元でセクシーに囁くと、かぷっと耳たぶを甘噛みされる 思わずビクビクっと体の芯から震え、また自身が硬くなる 必死に膝を擦り合わせてそれを隠す だがそんな行為も自身に布を擦り付ける言い訳にしかならなくて、いよいよ八方塞がりだ 「翔………」 溢れる涙を堪えてもじもじと身をよじっていると、不意にアキが俺の名前を呼んだ や、やばい…………っ もうだめだ、バレるっ……………!! 俺がぐっと目を瞑った瞬間 「大丈夫、オレもだよ」 アキは低く落ち着いた声でそう言った アキの言った意味が分からずにアキを見上げていると、お尻に何か硬いものが当たる 何かがゴリゴリとお尻に擦り付けられ、体がぶるぶるっと震える 「分かる?オレも、翔とおんなじ」 「あ………っ…………」 アキの、勃ってる……………? 俺の尻に当たるのは勃起したアキのものだった 顔が一気に熱くなって、背中をアキの胸にくっ付け視線で助けを求める だがアキは依然俺のお尻に硬くなったそれを当ていやらしく微笑んでくる 「ア、アキの……当たって……………」 「当ててんの」 「ひっ、あ……っ、かたい……………っ」 「翔もだろ?」 アキはそう言うと抱きしめていた腕を解き、ぴったりと閉じた俺の膝を持って脚を開かせた 一瞬の出来事で、抵抗も間に合わない 気付いた時にはもう遅くて、ぱっくりと開脚させられた俺のそれは見た目でもすぐに勃っていると分かるくらいに頭を上げている 「やっ…やだっ………はずかしい……………っ」 「ほら、翔の、すげえ硬くなった」 「ひぁっ!!…やっ………だめっ……!」 アキは俺の着ている白いTシャツをぺろんと腹の真ん中あたりまでめくり、人差し指で俺のそこをツーっとなぞる それだけで体全体に電流のように快感が走り、ビクンと腰が跳ね上がる 俺が動くたびにアキの硬くなったものも当たる だっ、だめ……………っ 俺、誰かにこんな所触られたことないのに……っ なんて思いながらもこのエッチな空気と股間をくすぐるような快感に抵抗出来ない アキに触れられた体やそこが熱くて熱くて、頭が混乱してくる するとアキが俺のそれから手を離し、もう一度ぎゅっと後ろから抱きしめる そしてまた首筋にキスを落とすと、吐息を多く含んだ艶っぽい声で囁く 「翔、オレさ、ずっとこうしたくてたまんなかった」 「……………?」 「この1ヶ月、毎日翔を想像して抜いた」 「えっ……………」 その言葉に耳を俺は疑った アキみたいな女子にも人気があって経験もある男が、こんなヒョロくてもやしみたいな平凡な男に対してそういう感情を抱くなんて、想像もしていなかった むしろアキと付き合うことは、こういう事とは無縁なものと思っていたくらいだ それなのにアキは…………… もしかして、アキは俺としたいの………? 俺の思考回路がその答えを導き出したと同時にまた顔が一気に火照る 勝手に想像してしまっただけだと言うのに、俺の気持ちは思いの外先走ってもっと頭を混乱させる そもそも俺は男同士のやり方知らないし、女子とだって寝たことなんてない 混乱した頭の中で必死に思考を巡らせる 「オレ、ずっと翔とセックスしたかった」 するとそんな混乱を打ち破るように耳元でアキが囁き、耳に触れるだけのキスを施す 何度も何度も甘ったるいキスを捧げられ、いよいよだめになる 「あ……ぅあ……ンっ…………」 「ずっと翔のこと抱きたいって考えてた」 「んんっ………あっ、ん…………」 「ずーっと、我慢してた」 快感に悶えるようにアキの胸に身を預け、ぎゅっと目を瞑って体をよじる 耳から来るくすぐったさで、一度寸止めを食らった俺のものは再び熱を思い出して硬さを増していく 「オレとセックスして、翔」 「あっあき……っ、おれっ………でるッ……」 「ん、イって、好きなだけイって」 「あッ………んっ、あっあっ……ひぁっ!」 閉じかけていた脚を再び大きく開脚させられ、下着の上から勃起したそれを指先で刺激される こすこすと先端あたりを擦られると、下着にはじんわりと小さなしみが浮かび上がる だっ、だめっ…………! もう何も考えられない……………っ 「ほら、出しな?」 「あぅっ……!アっ……だめっ、イクッ……っ!」 「ん、翔のイくとこ、オレに見せて」 「あっあっ、んっ……!イクっ、いくっ……!」 アキが下着から俺のものの先端だけを取り出す そしてさっきのように口の部分を爪でカリカリと引っ掻くと、布越しに竿をなぞる もう何が何だか分からないし、この声が俺の口から出ているものなのかも分からない だけどこの快感に逆らうことが出来なくて、結局俺はアキの指先に踊らされた 「あっ、アッ…!イクっ、んン〜〜〜〜〜ッッ!!」 びゅるるるっと俺のものの先端から白く濁った液体が噴き出した で、出ちゃってる……………っ き、気持ちイイ……………っ! そして余韻を感じながら小刻みに腰を跳ねさせぴゅっ、ぴゅっと残りの分を出す 小刻みに射精するのは昔から俺の小さなコンプレックス だけど今はそんなコンプレックスすら忘れさせるほどに頭がボーッとして、俺はふぅふぅと浅く息を吐きひたすら余韻に浸った この後どうなるか、この時の俺はまだちゃんと理解していなかった

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