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一緒に
「アッ、あぁん!っや…ンッ、はあっ、あぅっ」
「翔、可愛い……っ、もっと動くぞ?」
「ぅあっ……だめッ……は、げしっ………!」
「中すっげえビクビクしてる、気持ちいいんだ?」
アキの腰の動きがさらに速まり、中ををズンズンと激しく突かれる
アキのものの先端が俺の奥にある前立腺をゴツゴツを殴るように削る
きもちいっ……!
奥突かれんの、やばい………っ!!
あたま、おかしくなるっっ!
おれ、へんになっちゃう……っ!!!
「アキっ、ぁ…んっ、きもちぃ、ッ、きもちぃっ!」
「クソッ………これ以上煽んなよっ………!」
「っぁあン!そこ、そこぉっ…きもち、のっ…」
「煽んなっての………ッ」
頭のネジが全部ぶっ飛んだみたいに欲望の赴くままアキを求める
いつしか俺の中からは羞恥心なんてもの1グラムも残っていないほどにそれが消えていたようで、ただ気持ちよくなることだけを考える
眉間にしわを寄せぐっと唇を噛み締めたアキの色っぽい顔を見つめる
アキは興奮するとセクシーでSな顔をして唇を噛む癖があると、また新たなアキを知る
俺の体を抱いていた手を離し、アキがガバッと上半身を起こす
視界がぱっと明るくなり、アキの顔を照明が照らす
「顔ぐちゃぐちゃ、ほら、こっち向いて?」
「んっ……んンっ………ッ、ぅ、あっ…」
涙やよだれでぐちゃぐちゃになった顔を、アキの大きな手は優しく少し乱暴拭う
たらりと分厚い胸の間を伝う汗がより一層アキの色気を引き出す
そんなアキの体に触れたくて手を伸ばすと、それに気付いたアキが俺の手を掴んで胸に触らさせてくれる
鍛え上げられた上質な筋肉の質感が気持ちよくて、少しだけ指先に力を入れる
するとアキも真似をするかのように俺の胸に触れ少し揉み解すようにすると、ピンと硬くなった乳首を指先で弄ぶ
「おっぱい気持ちいい?」
「んっんっ……!すき、おっぱい、されるのすきっ…」
「ふふ、すっかり素直になっちまって」
しばらく腰を揺らしながら俺の乳首で遊ぶと、今度は俺の腰をがっちりと両手で掴み、さっきよりも激しく肌を打ち付け始める
ぱちゅんぱちゅんとぶつかる衝撃で俺のものがぷるんぷるんと揺れ、先端からはほぼ透明になった液体が飛び散る
俺は行き場のなくなった両手で顔の横のシーツをぎゅっと掴む
「あっ、アッアッアッ、ぁう…ンッ、んんっ!」
「っ…………はっ、」
「アキっ、やっ…だっこ、んっ…だっこっ……!」
俺の両手が無意識にアキを求める
ぎゅっと抱きしめられていたくて、アキに向かって両手を差し出す
それにアキは余裕なく笑うと、ベッドに寝転ぶ俺をぐっと抱えてずっぷりとそれが挿入ったまま起き上がらせる
これっ、さっきよりも深くっっ…………!
俺の体重の分だけもっと深くアキと繋がる
必死になってアキの背中にしがみつくと、思わず背中に爪を立てて傷を付けてしまう
「ごっ、ごめっ……んっ、せなかっ、……」
「大丈夫だから、このまま掴まってて」
「んっんっ、ンあッ……あ、あっあっ……!」
手を離そうをするとアキに捕まれもう一度背中へと導かれる
無意識に手に力が入ってしまい、またアキの背中に小さな傷を付ける
それでもアキは表情ひとつ変えずに、むしろ余裕そうに笑って俺を激しく突き上げる
すると突然、アキの唇が俺の胸の突起にちゅうっと吸い付きそれを歯でやわやわと噛んだり舌で転がしたりする
ビリビリっと体の芯に響くような快感に、思わず腰をぎゅんっと反らす
「ぅああッ…!ひぁっ……だめっ、アっ…」
「イきそ?」
「んっんっ……いく、イくっ…………」
「オレもそろそろイきそ…………ッ」
いよいよ射精感が増してきてアキの言葉に何度も頷くと、ラストスパートをかけるようにピストンを今まで以上に速く激しくされる
パンパンパンッと何度も奥の気持ちいい所を突かれて、射精まであともう一歩のところで何かが足りない
そんな俺の心をまた読んだのか、アキが俺の勃起したものを握って上下に扱き出した
「ぅあっ、あっあっあっ……いく、いくっ……!」
「ん、一緒にイこうな」
出るまであと数秒
そんなところで、アキはおもむろにピストンを止めて俺の後ろからそれを抜こうとし出した
さっきまで激しく突き上げてきたそれが急に止まった俺は、あと一歩というところで射精をし損ねる
やだ、抜いちゃやだ…………っ
俺だってアキの全部が欲しいんだから
アキのものだって俺のものにしたい
「だめっ、抜いちゃ、やだぁっ……んっ、!」
「ちょっ……翔ッ………中に出しちまうからっ」
「してっ、して………っ!中に、ほし……っ」
「ッ………!どこまで煽れば気が済むんだよっ……!」
もう自分が何を言っているのか頭が理解していない
口が勝手に動いて次々に嘘みたいな言葉を言う
だけどきっと明日になったら全部忘れているはずだから
だからもう、どうなってもいい……っ
再びベッドに押し倒されると、アキがまるで発情期のオオカミのようにガツガツと激しく腰を振る
肌と肌がぶつかる度に中のイイところにアキのものが打ち付けられて、いよいよ限界が近付く
「あっ、あっあっあっあっ!イくっ、イく……っ!!」
「翔っ…中に出すぞっ……」
「んっ、だして、おれんなか、いっぱいっ…だしてッ!」
「やっべ………ッ、中締まる……っ」
アキが俺の唇に勢いよく吸い付く
奥を激しく突かれながら舌を絡ませ、ちゅうちゅうとお互いに舌を絡め合う
だめ、イク、イくっ……………!
アキと一緒に、イっちゃう……………っ!!
「ンッ、んんんっ、ん〜〜〜〜〜ッ!!!!」
「ッ……………………!!!」
激しく舐め合うようなキスをしながら絶頂した
薄く色味を失ったそれをびゅっと噴き出し、残りをびゅくびゅくと小刻みに出し切る
それとほぼ同時にアキのものもドクドクと脈を打ち、びゅーびゅーと俺の中に精液が吐き出された
お腹の中が一気に膨らみ他人の熱を含む
アキのすごいの、お腹の中にキてる………っ
アキのっ……出されてるっっっ…………!!
嘘みたいに気持ちのいいセックスだった
アキにたくさん愛されて、たくさんの愛を注いでもらった
死んじゃうのかもって思うくらいに、気持ちよかった
俺はアキの精液が完全に俺の中に出切ったのを確認すると、それを最後にぱたりと意識を失った
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