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0.03ミリの壁

ぎゅっと唇を噛み締める お腹の中はじわじわとまるで焼けるように熱くて、意思とは関係なく腰が揺れる 「ぅ、あっ…あ、あッ…………」 「っは……………」 「あぁあっ……ん、アッ………あぁっ……」 「翔………っ、しょうっ……」 ゆっくりと動かされる腰 俺の中をゆっくりと退き、そしてまた緩やかな速度で奥へと押し進められる べったりと上半身を冷たい壁にくっ付けると、アキの手によって勃起させられた乳首は擦れてますます強い快感を俺に与える な、何か今日だめだ…………っ すごく、感じちゃう…………っっ はじめて振りの、生での挿入 たった0.03ミリの壁が無いだけなのに、それなのに俺の体は昨日の何倍もの快感を感じている 直に感じる肉の感触が、熱くて熱くてたまらない 「あきっ、もっと……っ、もっとっ………」 「っ………煽るようなこと言うなって……ッ」 「もっとっ、つよくついて…………ッ」 こつん、こつんとお腹の奥にアキのものが当たる だけどこんな刺激じゃ、少し物足りない もっと激しく、いつものように抱いてほしい 俺は本能の赴くままに、自ら腰を揺らし始める そしてアキの動きに合わせて腰を振り、自らアキの腰に自分のお尻をぶつける ぱんっ、ぱんっと肌同士が擦れる音が、少しずつ大きくなって広い浴室に鳴り響く 「あっ、あっあっあっあッ……!」 「翔ん中、すっげえ締め付けてくる」 「んっ、アッ、あぁっ………だめっ、だめっ…」 「んー?何がだめ?」 背後から聞こえる低くいやらしい声 セクシーな声がは少し意地悪にそう囁くと、俺の耳の軟骨を甘噛みする 耳から感じるくすぐったさも、俺のお腹の下の辺りを震わせる 激しくなっていくピストン ぱちゅん、ぱちゅんとアキの肌がお尻を叩き敏感な俺の中をずるずると行き来する 抜かれるたびにアキの高いカリ首が中のイイところを引っ掻いて、それもまた気持ちいい 「だめ……っ、はげ、しっ………」 「翔がもっとしてって言ったんだろ?」 「ちがっ……いって、ないぃっ………!」 「ふふ、翔の嘘つき」 ふるふると首を横に振る だがアキのピストンは止まることを知らず、むしろ激しさを増していく 自分の言葉に責任を持てない俺は、言ったはずの言葉を無かったことにしようとする も、だめっ………! 腰、抜けちゃう……………っ 「立ってるのきついな、抱っこにしよっか」 「んっんっ……だっこ、だっこ……ッ」 「ん、1回抜くぞ?」 「あぁッ…………」 いよいよ膝が持たなくなってしまい、少しずつ体が下に沈んでいく それをアキが器用にキャッチすると、今度は優しく呟いて俺の中から一度それを抜いた 湯冷めして冷たくなってしまった体 そんな体をアキに支えられて再び湯船に沈めると、冷えた体が芯から温まっていく 俺は向き合うようにアキの膝の上に乗せられ、ごく自然に細い腕を逞しい首へと回す 「んッ………んんっ、ぅ、ん……っ」 「翔、かわいー………」 「んっ、あき………ちんぽは……っ?」 「ん、入れるな?」 まずはナチュラルにディープなキス 与えられるそれに従順に従い舌を絡めると、アキの大きな手が腰に回される 唇を離すと甘い声で俺を愛で、そしておでこをこつんとくっ付けられる そんなアキに再度の挿入を求めてみると、温かいお湯の中で俺のぱっくり開いた下の口にアキのものの先端がぴたりと触れた 「んあぁっ………あっ、お湯、なか……っ」 「っは、ヤッベ……………ッ」 「あき、あきっ……おなか、あついぃ……っ」 「お腹熱い?気持ちイイ?」 「んっんっ…………!」 そして二度目の挿入 一度それなりにセックスした俺の穴はアキの太くて長いものもずっぽりと咥え込む 挿入と同時に湯船のお湯がお腹の中に侵入し、また感じたことのない快感に襲われアキの問い掛けに何度も頷く だめっ………気持ちイイ………………っ 「力抜いててな」 「んんっ、んっ……あっ、あっあっあっ……」 「っ………はっ……」 「ひぁっ、アッ、あっあっ…………!」 そして再び、アキの上手なピストンが再開される お湯の中をぐぷっ、ぐぷっと不思議な音を立てながら抜き差しされると体がびくんと震える アキが動く度にお湯が波を立て、冷たく冷えた肩に飛沫を飛ばす ああ、だめっ……… 生でエッチするの、気持ち良すぎる……っ こんなの、癖になっちゃう…………っ! されるがままの俺は目の前の濡れた恋人にぎゅっと抱き付いて、ゆさゆさと揺すられ快感に溺れる 「あきっ………すき、すきっ………」 「あは、翔はエッチになるとたくさん好きって言ってくれるのな」 「………やだ……っ?すき、やだ……っ?」 「ううん、嬉しい、オレも好き」 揺すられる度に口から“好き”が溢れる まるで最中の口癖のようになってしまっているそれを指摘されると、恥ずかしくて顔が赤くなる 腕を緩めてアキの整った顔を見つめると、今のアキは優しくて甘くとろけるような王子様の顔 意地悪でセクシーな騎士モードは、今は裏側にいるようだ その綺麗な瞳をじっと見つめ、どちらからともなく唇を重ねる 温かいお湯に包まれた体 アキの大きな体にも包まれて、ぽかぽかと気持ちがいい こんなに気持ち良くてあったかくて幸せで、俺はいつか大きな罰が当たりそうだと思った

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