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はじめてのごっくん
「っ…………くッ………………!」
「んんん…………ッッ!」
「っ…………は………………っ」
「ゔ……んっ………んン゛………ッ」
アキが俺の咥える目の前で自身のものを扱き、そして俺の口内へ勢いよく射精した
お、多い……………っ
はじめて口の中に流れ込んでくる感覚
何とも言えない、というよりかはむしろちゃんと苦しいしどろっとした苦味が俺の舌を襲う
必死に鼻で呼吸をして、口でそれを受け止める
だけど前にシた時、口に出してもらえなかったことを密かに悔しく思っていた俺の願望は叶えられた
それに実は昨晩お風呂あがりにボディクリームを塗りたくった後、台所にあったバナナを盗んで部屋でフェラの練習をした
アキが出す回数が多い方が満足度も高くなると思い、動画なんかを見ながら試行錯誤
夜中に糖質の高いバナナを2本も食べる羽目になった
「っはぁ……………っ」
「んむ………ん、ンン……っ」
「ごめん、多かったな、ここに出して」
「べ…………」
口の中が精液でパンパンで、頬がリスのように膨らむ
そんな俺を見て、アキは俺の前に手のひらを差し出すと口の中の精液を吐き出させる
アキに言われた通り俺はべっと口を開けてそれを吐き出すが、全部はあげない
せめて半分は、俺のものだ
「ん、ごくんっ」
「はっ!?え、えっ…!?」
「うぅ………苦い…………」
「ちょ、全部出さなかったの!?」
口の中にこっそり残しておいた精液の半分を、俺は隙を見てごくんと飲み込んだ
いつもアキは俺に飲ませてくれないくせに自分は余裕で飲んでしまうのが悔しいので、そのお返しだ
口の中には強い苦味
それに生臭い精液の匂いも相まって、思わず吐き出してしまいそうになる
だがアキも飲んでくれるんだから、俺だって………!
負けず嫌いな根性が働いて、俺はアキの問い掛けに強く頷きながら口の中にほんの少し残った精液も見事に喉へと流し込んだ
「ほんっとに、もう…………」
「う…………やだった……?」
「ううん、すげえ嬉しいけどさ」
「……じゃあいいじゃん……………」
アキがはぁっとため息を吐いて目を瞑る
そして片手で顔を覆い、もう一度深くため息を吐く
もしかして嫌だったのかもしれないと心配になり尋ねると、どうやらそうではないようだ
だったらこれは、アキの嬉しいのに恥ずかしいを表現しているのだろう
ふふ……今日は俺の勝ちだ…………
上体を起こしてアキの正面にぺたんと座る
するとさっきまで顔を覆っていた手は俺の体に回された
「うひゃっ……!?」
「あは、色気のねー声」
「び、びっくりした………」
「んふ、次は翔の番な?」
気付くと視界が180度回転し、ベッドの上に寝転がされていた
驚いて間抜けな声を発してしまう俺を見てくすくすと笑うアキは、雄の色気のようなものを放ちながら俺の体の線をなぞっていく
あ………俺、勃っちゃってる……………
仰向けに寝転がされた自身の体を見ると、腰についた棒だけがぴんと上を向き立ち上がっている
いつの間にか完全に勃起してしまっていたそれからは、とろとろと先走りが溢れる
「翔、フェラして勃っちゃった?」
「ちがっ…………ひぁっ…!」
「翔のちんぽ、とろとろ溢れてる」
「あぁっ………ぁ、ん……っ」
アキが再び俺の上に跨り、今度は俺のものを指先でなぞって緩い刺激を与える
ニヒルに笑った美しい顔はどこか色っぽくて、その瞳に見つめられるだけで先走りがとろりと溢れてくる
ちらりとアキのものを見つめると、一度出したはずなのにもうすでに硬くなっており復活が異様に早いことが伺えた
確かに今思うと、アキはいつも一度出しても気付いた時にはもう完勃ちしていた気がする
どうやら先生が言っていた“絶倫”の片鱗が前々から見え隠れしていたことに俺が気付かなかっただけのようだ
絶倫…………
絶倫彼氏の本気セックス………
非力な俺に耐えられるだろうか
いや、でももしかしたらすっごく気持ちいいかも………
「ここ、解すから力抜いててな」
「ひゃっ、んんっ………!」
すると本気のアキの力を想像していた俺のお尻の穴に、精液で濡れたアキの指が触れた
そして己のものから溢れる愛液ですでに少し濡れてしまっている俺のそこに、アキの中指がぐりゅっと押し込まれていく
指1本くらいの太さなら、やっと少しずつ慣れが出てきたようにも感じる
まだアキのものを咥え込むには練度が足りないが、それでも少しずつ体をアキのものに作り替えられていく
本来なら男として恥ずべきことだ
アキと出会ってなけりゃ、男に掘られて自分の体を作り替えられていくのなんて屈辱に等しい
だけどアキだから
俺をここまで愛してくれるアキだから嬉しいんだ
アキのものだって、自覚させてもらえるから
だから俺の心だけでなく体も全て、アキに捧げたいんだ
「ん、んっんっ………ぅ、あ、んンっ……」
「ふふ、乳首勃ってる」
「あぁっ……!ん、んんっ、あっ……んッ」
「服の上からでも感じる?」
アキの指が2本に増え、じゅぽじゅぽと俺のお尻を激しい手マンで攻めていく
余った左手は服の上からぷっくりと場所を知らせる乳首をくにくにと弄り、じれったい刺激を与えていく
今日のアキは、いつもよりいやらしくてセクシーだ
もしかしたら今日は、俺がはしたなく2回目に誘っても引かれないかもしれない、と
心の中で謎の自信と期待値が高まり始めた
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