191 / 234

はじめての潮吹き

「あっ……あ、ん、あぁッ……ひぁっ、あっ」 「はっ……翔…………っ」 「んァっ、あ、ぅ……あぁっ……!」 「中すっげえ締まる……っ」 アキが再び俺の腰を掴み、ギリギリまで引き抜くと勢いを付けて奥まで奥までそれを打ち込む ぬぽっ、ぬぽっと粘着質な音が結合部から鳴り響き俺の耳をも犯す やば………っ、きも、ちぃ…………っ 俺の頭はすでに快感に支配され、アキから繰り出されるピストンひとつひとつに敏感に反応する ますます激しさを増したアキのセックスは、俺を人の形で留めておくつもりはないらしい 今すぐ溶けて無くなりそうなくらいの、強い快感を山ほど注がれていよいよ人ではなくなってしまいそうだ どうしよ………っ、頭、おかしくなる……ッ 「あ゛……っ、ひぁっ、ぁ……っ」 「イきそ?」 「んっんっ……い、きそ……っ、イくッ…」 「ん、すぐイかせてやるな?」 二度目の射精感が俺を襲い、次第に腰がぐいっと反ってくる 俺の限界を察したアキは耳元で艶っぽく囁きながら、俺の体をガンガン揺さぶる いつもなら触ってもらえる腰に付いた勃起したもの だけど今日は触ってもらえない 「あっ……ぅ、んンっ……ひぁっ……!」 「もう前触らないでもイけるだろ?」 「な……っ、な、んで……っ、あぁっ…!」 「ほら、お尻だけでイきな?」 アキに触ってもらえないのがもどかしく感じた俺は、自分の右手をそっと勃起したそれに伸ばした そしてそれを掴み自身の力で扱いて射精を手助けしようとすると、俺の右手はアキに捕まってしまう そして意地悪な表情で俺にそう告げると、アキは再び激しく腰を振り始めた パンッ!パンッ!と強く打ち付けられる湿った肌の音 それとともに広い部屋に響く俺の高い嬌声 アキは短く息を吐きながら、それでも余裕そうに腰のみを振っている アキの的確なピストンで絶頂の寸前 後ろが見えるほどにのけ反った体が、ガクガクと痙攣を始めた だ、め………っ お尻突かれて、イっちゃう…………っ! 「あっ…あ…………んあぁぁ〜〜〜〜〜〜ッッ!」 そして俺は、激しく体を反らせたまま高く射精した 俺のものから噴き出すそれは胸のあたりに向かって白く濁った液体を散らす ビクンビクンと体を跳ねさせながらぴちゃぴゃと残りを出すと、次第に体の力が抜けていく イっ………ちゃった……………… 体の中を滾った血液がどくどくと巡る 指先までじんわりと熱を持った俺の体はくたっと萎れ、はぁはぁと肩で呼吸をする だがそんな余韻を感じる暇もなく、次の快感が俺を襲った 「ひッ……まっ………ちょっ…まっ、ぅあぁ…ッ」 「…………」 「おれっ……イっ、た、ばっかぁ………っ!」 「っ…………」 つい数秒前に射精した俺のものを、アキの大きな右手が強く擦り始めたのだ それとともに腰もゆらゆらと揺すられ、イきたてほやほやの体を快感攻めしていく だんまりを決め込んだまま整ったしたり顔で俺を攻めるアキのせいで、俺の中で何か感じたことのない新たな感覚が目覚める な、なんか出る…………っ 漏れちゃう……………っっ! 「あ、あきっ、だめっ、だめだめだめ……ッ」 「んー?」 「も、もれる……ッ、なんかでるっ………!」 「ん、出していいぜ」 爪先がピンと伸び、抵抗すらもままならない俺の体 そんな俺の体をズンズンと突きながらも、アキは俺のものをくちゅくちゅと扱いていく 正体不明の危機感を感じて警告しても、アキは余裕そうに微笑みそれを繰り返す も、もうだめ……………ッッ おしっこ、でちゃう……………っ! 漏らしちゃうっっ……………!! 「んぁああああああっ!!」 「くッ…………!」 その瞬間、俺の性器からブシュッと透明の液体が勢いよく吹き出した 正気を保てないままひたすら体を震わせる俺は、じょろじょろと流れていくそれを止める術もない 吹き出した液体はそのままアキの体に掛かり、逞しい腹筋をぴちゃぴちゃと濡らしていく それと同時に、生挿入されていたアキのものからもびゅるるるっと勢いよく精液が吐き出される 明らかな胎内射精を食らい、俺の性器はますます透明の液体を漏らしてシーツを濡らしていく そのおしっこのようなそれが出終わると、俺ははふはふと浅い呼吸を繰り返しながらベッドにくたっと体を預ける も、漏らしちゃった………… この年にもなって、お漏らししちゃうなんて……っ しかも中出しされてる…………っ 「ご、めっ……おれっ……おしっこ……ッ」 「大丈夫、潮吹きって知ってる?」 「し………お………………?」 「そ、男でも気持ちいいと吹けんの」 一気に羞恥心が沸いてきて、訳も分からないままひたすらアキに謝る 真っ赤になった顔を隠しながら何度も何度も謝ると、アキは俺の手を取って顔を覗き込んでくる どうやら俺が出したものは“潮”と呼ばれるものらしい アキが俺の唇にもったりとキスをすると、自身の体を濡らした液体を指で撫でていく 精液よりもサラッとしたそれは無色透明で、確かにおしっことは別物だと言える 「いっぱい吹けて翔はすごいな?」 「いっ、ぱい…………っ」 「ん、翔は潮吹きも上手に出来るんだな?」 「………………ん……」 辺りを見ると、俺が出したであろう潮が一面を濡らしている ぐっちょりと濡れたシーツは冷たく、自身の体もまた濡れている だが頭が混乱したまま上手く働かない俺は、アキからの称賛をてっきりすごいことだと勘違いし頬をピンク色に染めていく 俺って、潮吹き上手なんだ………… 俺、いっぱい吹けてすごいんだ………… 「あ……アキは……?中でぴゅってした………?」 「ん、中出しさせてくれてありがとな」 「きもち……かった……………?」 「ん、すっげえ気持ち良かった」 まだずっぽりと挿入されたままのアキのもの アキに確認を取るとやはり俺の中で達したようで、アキは俺に柔らかなキスをしながら優しく礼を言う はじめて中に出されても気を失わなかった このまま寝こけてしまうと、きっと気持ちがいいだろうななんて考えが頭を過り、思わず目を瞑る だがそこで、ふと俺は大事なことを思い出した 今日の目的が アキに2回抱いてもらうことだということを

ともだちにシェアしよう!