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まだまだ

「ん、んっ……あッ……ぅ、ひぁっ、あっ…」 「ん………んっ……………」 「ひッ……ぁ、んんッ、あぁ…っ、あっ…!」 「これも好き?」 いよいよ本当に本気を出したであろうアキの、今までとは全く比べ物にならない激しくねっとりとした攻め 正常位で突かれている最中も、アキは全てを休めることなく俺の体にたくさんのキスマークを残していく そんなチクリとした痛みも、俺にとっては快感でしかなくてますます体が敏感さを増す 夢中になって必死にアキの名を呼ぶと、アキは嬉しそうに目を細めてそして俺の名前を呼び返してくれる 名前を呼ばれるとなぜだか体がきゅんとして、快感とは別の先ほどはじめて感じた尿意に近い何かが俺を襲った 「はぅっ……あ゛っ……まっ、まって……っ」 「だーめ、止まんないって言っただろ?」 「ちがっ…ま、またでるッ…しお……っ、でるの…っ!」 「お、また潮吹くの?」 俺は、その尿意のようなものの正体をすぐに見破った 体の中から何かに押し出されるような感覚 まるで膀胱パンパンに留めた水分が、今にも決壊して溢れ出してしまいそうなような感じだ 容赦なく俺の体を揺さぶり的確に気持ちの良いポイントを突き続けるアキに、俺はそれを伝える このまま突き続けられては、きっともっとベッドをビショビショに濡らしてしまいそうで、俺は必死にアキのピストンを止めようと粘る だがアキは、なぜか嬉しそうに笑いそして俺の中にある自身のものをもっと太く硬くする 「なっ、んで……っ、かたくっ…」 「翔がすっげえエッチだから、また硬くなっちまった」 「ひぁっ……!だめぇっ…でるっ…!でるぅ…っ!」 「出して、翔もオレの前では我慢しないで」 俺の必死の懇願も今のアキには聞き入れて貰えず、むしろそれを促すようにますます激しく揺さぶられる ゴツン、と前立腺を強く突かれるといよいよそれが漏れてしまいそうで、俺は顔を真っ赤にして首を振る だ、だめ…………っ 出るって分かってて漏らしちゃうなんて…………っ そんなの…………………っっ 「んぁああああッッ…………!!」 「お、出た」 「ひぁっ、ぁ………っ、まっ…とまんな……っ」 「すっげ、いっぱい出るのな」 アキの“我慢しないで”をトリガーに、俺のものから二度目の潮がぶしゃっと吹き出した 再び吹き出した潮は俺の顔の辺りまで飛び、口元を水滴で濡らす 栓が外れたように出たそれは、しばらくちょろちょろと細く流れ出続けて俺の下腹部を汚していく 羞恥心でいっぱいの俺は、涙でぐちゃぐちゃになった顔を両手で覆い隠す 潮吹きするの、めちゃくちゃ気持ちイイ………っっ だめだ、これも癖になっちゃいそう…………っ だがそんな羞恥心があるにも関わらず、なぜだか心のどこかで興奮を覚えてしまっている俺がいることも確か “潮吹き”という行為が俺の中でイコール“気持ちの良いこと”だと認定されてしまったのだ 「ん、潮吹くのきもちい?」 「んっ……なん、かっ……ふわふわって…」 「いっぱい出したもんな?」 「んっんっ……いっぱい、でた……っ」 アキが子供をあやすような態度で俺に接する 本来の俺の思考であれば子供扱いをされて怒っている所だろうが、今日はそうもいかない むしろ明らかに甘やかされているのが自覚できて、それすらも嬉しくて頷いてしまうんだ だけどやっぱり、俺だけ気持ちのいいまま アキはまだ、俺の中で一度しか達していない これじゃ2回シたカウントにはならない まだ終わっちゃダメだ まだまだアキを、気持ちよくしたい 「アキも……ここで、出して………っ」 「ん、もう少し動いてもい?」 「んっんっ……!いっぱいうごいて、いいよ…っ?」 「ん、体勢変えるな」 そう思った俺は自らの意思で胎内の肉をきゅっと締め、中を占領するアキのものに不器用な刺激を与えた すると俺の中で、アキのものがドクンと脈を打つ それをまるで気にも留めない様子のアキが優しく穏やかな口調で俺に尋ね、俺はそれに何度も頷き肯定する そしてちゅっと俺の唇にサービスのような軽めのキスをすると、にっこり笑って俺の足を持ち上げる 「んっ……………」 「よしよし、楽にしててな」 「んん…………ッ」 一度アキのものを抜き、再びバックに体勢を変える 俺は上半身をくてっとマットレスに突っ伏したまま、両手を伸ばし下半身を突き出すようなポーズになる 何度もイったり潮を吹いたりしたせいで体の力がほぼ抜けきっている今の俺には、重力に逆らわないこの体勢の方が楽だと察してくれたアキのナイスなフォローが有難い 後ろから俺の濡れた髪を優しく撫でてくれるアキの手が心地よくて、一瞬このまま寝こけてしまいそうになる 「んぁッ……ぁ……あぁぁああ…………っっ」 「ほら、力抜いて」 「んんっ………おっ、きぃ………っ」 「翔のここもおっきく拡がってるんだよ」 だがそんな俺を起こすように、再びアキのものが俺の穴に挿入された 今度はゆっくり、ずるるるっと中の壁を徐々に削っていくように入れられる 大きく拡がった俺の下の口は、数週間前とはまるで違いアキの太いものも簡単に飲み込んでいく そして、俺の中の一番奥にとんっと先端が当たるとアキがふぅ、と一度息を吐いた

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