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強引な誘惑

アキの膝の間でぎゅっと背後から抱きしめられる俺は、いつしか自分が漫画に集中してしまっていた もう何度も読んだはずの漫画だが、やっぱり読み始めると止まらなくなってしまう 俺は後ろからページを眺めるアキそっちのけでストーリーに没頭する 「んっ………!?」 するとそんな俺の体に、妙な感触が伝わった 服の上から胸のあたりを這う何か それは俺の胸のちょうどてっぺんで立ち止まると、先端の尖った部分をゆるゆると撫で始める 「あ、あの……輝さん…………?」 「んー?」 「どこ触ってるんですか……?」 「んー、おっぱいかな…」 かしこまった様子でそう尋ねてみると、その手の持ち主はとぼけたような声色で答えながらすりすりと頬擦りをしてくる そして胸のてっぺんを服の上から摘み、その小さな粒を指先でくにくにと弄り出す お、おっぱいかなって…………… な、何か嫌な予感が……………… 「ひぅっ………!」 そう思った矢先、俺の体をまるで電流が流れるような感覚が走った 俺は思わずページをめくる手を止め、ピクピクと体を震わせる 背後からは何の声も聞こえず、聞こえるのはとくとくと鼓動する心臓の音と吐息だけ 「んっ、ぁ……あっ、ちょっ、と……ッ」 「んー?」 「そこっ…こする、なっ…………!」 「んー………」 そんな静かな部屋で、俺の声は少しずつ大きくなっていく いつの間にか服の上からでも居場所を知らせるように勃ち上がってしまった突起を、アキは指の腹でこしゅこしゅと擦っていく アキの指がそこを掠めるたびにくりくりと角度を変え、皮膚は擦れて敏感になっていく 俺が首を横に振っても止まらないアキの指 時折ピンッと弾くようにし、また指の腹で強めに扱いて小さなそこを大きく勃起させられる 「んっ、んっんッ……やっ、だ、め…っ」 「気持ちくない?シたくならない?」 「別にきもちく、ない……っ、したく、ならない…っ!」 「ふーん………」 アキは俺にそう尋ね、はぁっと耳元でわざとらしく息を吐く そしてそれを嘘でも否定されると、アキは艶っぽい声で頷きもっと指を素早く動かして服の上から乳首を擦る や、ばい……………っ そんなに乳首されたら、頭おかしくなっちゃう……っ だめなのに、しちゃだめなのに………っっ 「ひぁあっ……!」 必死に意思を繋ぎ止めていた俺の体を、ビリビリッと流れるような強い快感が襲った 涙でぼやける視界を自身の体に落とすと、いつの間にかTシャツはひん剥かれ素肌が丸出しになっている そしてそこにはぎゅうっと抓るように今も引き伸ばされている俺の乳首 まるでゼリーのようにぷるぷるに膨らんだそこは、アキによってもっと大きくされている 「ひぁっ、あっ、あっあっ……ん、あァっ」 「こうやって強く擦って……」 「ひぁああっ…!だ、だめ……っ!」 「ぎゅーって強く引き伸ばされるの好きだよな?」 数日前とは打って変わって強引でドSな恋人は、耳元でそう囁きながら俺の素肌に触れる そして異常なほどに敏感にされてしまった俺の乳首に更なる刺激を与え、責めるように俺の心身を蝕んで洗脳しようとしてくる 「んわっ……!」 ぐるんっと体を半回転させられ、いつの間にかベッドに押し倒されてしまう 俺 目線の先には言わずもがなアキの整った顔があり、その顔はどこか雄な表情をして俺を見つめている するとアキがベッドに置いていた照明のリモコンを手に取り、明かりを消した 一瞬にして薄暗くなる六畳間 たったひとつの小さなオレンジ色のライトは俺にアキの居場所を教えてくれるだけ 「な、翔…………」 「ひゃっ……ちょっ、あ、き……ッ」 「はぁ…………しょーう………」 「なっ、なんで硬く………っ」 薄暗い部屋で、ガバッとタオルケットを被せられる そして布の密室の中でアキは俺の名前を色っぽく呼び、耳元でふぅっと息を吹きかける そして寝そべった状態のままバックハグをされ、お尻に何か硬いものを擦り付けてくる う、うそ…………… アキの、おっきくなってる……………っ 「な、翔………」 「ひぁっ……ぁ、ん………っ、んっ…」 「ここにオレのブチ込んで………」 「あぁっ……ち、ちくびだめ………ッ」 「翔の中ぐちゅぐちゅかき回して…………」 「あっあっ……だ、め……ぱんぱんしないで……っ」 「すっげぇ気持ちよくなりたくねえ……?」 とんっ、とんっとまるでピストンをしているかのように腰を打ち付けられる そしてアキの手は捲れたTシャツの下から敏感になった乳首をぎゅうっと抓って擦り、こしゅこしゅと扱く お尻に当たるアキのもの 硬くて太くて大きくて、今すぐにでも布を突き破って俺のアナルに入って来てしまいそうだと錯覚する 耳元では依然アキが俺の名前を呼びながらはぁっと吐息を含ませた甘い声で俺を虐める だめ もうだめ こんなに乳首を虐められて こんなにお尻をじれったく突かれて こんなに甘い声で何度も名前を呼ばれて こんなにアキに求められて 断れるはずがないじゃないか 欲しくならないわけ、ないじゃないか この前まで俺に気を遣って行為を控えてくれていたアキ だけどその制御装置を、俺が破壊した それからだ アキが今まで以上に強引になり、そして自身の絶倫を隠さなくなったのは だからこれも、俺のせいなのかもしれない そんな考えが頭を過ぎる 正常な頭ならこんな状況でさえ盛ってくるアキが十中八九悪いと言えるし、そんなアキを叱ることが出来るだろう だけど俺の脳みそはいつからか、アキの手の上では正常な働きをしなくなったらしい

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