初めて受け入れると言うのにつぷりと挿入された指は無遠慮にグイグイ押し進められる。 ｢んん……やだ……｣ ｢……くっ……あんま煽んなっ…… こっちだっていっぱいいっぱいだっての……｣ 切羽詰まった声でそう言うが生憎蘭には届いていない。 初めてなのに発情しているということでただただ快感でしかなくもっともっとと欲張りになる。 早く受け入れたいと蘭の後孔もすぐに解れ指を簡単に飲み込んでいく。 そして長い指は奥へ進むと蘭の前立腺を掠め後ろだけでイッてしまった。 ｢んん……｣ ｢おい、お前何回イッてんだよ。 クソッ、もういいか。 挿入れるぞ。｣ もう我慢の限界と高嶺はベッドの横のチェストからカサカサと何やら取り出した。 よく見るとコンドームで、素早く自らのソレに嵌めて蘭の後孔へ挿入していく。 ｢あっ……ああっ……｣ 指は比べ物にならないくらい太いそれは最早凶器でニチニチと音を立てながら抉じ開けていく。 ｢はっ……まっ……だめっ……｣ ｢くっ……狭っ…… 力、抜けって……｣ 彼の逸物は受け入れるには大きすぎて苦しいのにそれすらも快感に変わっていく。 漸く全部入りきったと高嶺は一旦間を置いた。 ｢大丈夫か？ 悪いが、あんま気遣ってやれねぇわ。｣ そう言ってゆっくりと律動を始めた。 ｢あっ……んん……｣ すると奥に突っ込まれる度にある一点を掠め身体が跳ねる。 ｢あっ……だめっ……そこ、だめぇ……｣ ｢ダメじゃ……ねぇ…だろ？ イけよ……ほら……｣ ｢ああっ……あぁ……｣ 蘭は身体を反らせながら達しそのすぐ後に高嶺も欲を吐き出した。 ｢はっ……はっ……｣ 初めての行為は物凄く疲れた。 それでも熱が治まらない。 蘭の小ぶりなソレはまだまだ元気に主張している。 すると高嶺は自らのソレを蘭の中から抜いた。 ｢ああん……｣ 蘭の後孔は物寂しげに口をくぱくぱさせている。 もう終わりなのかと思ったら高嶺はゴムを新しいのに変えて再び蘭の中に挿入する。