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第274話

お兄さんの秘密 29 (18禁 ) 遠くからドアを叩く音がする。 ドンドン!更に大きくなった音にすら腰の動きは煽られる。 杏果の中に押し込んだ凶暴なほど節だった先から放出する悦楽の汁をたっぷりと注ぎ込む様にピストンを繰り返す。 子どもができたっていいくらいの勢いで下腹を密着させ俺の陰毛を杏果の陰嚢に擦り付けると、 「 あぁん 」 と激しく鳴いて内股をピンと張り更に大きく開脚する。身体が柔らかいので腸の奥まで俺のペニスが熱い汁を叩きつけた。 キュウキュウと搾りあげる腸壁の顫動は止まらない。射精した後なのに滑ってあったかい筒から抜け出られない俺。 声にならない声をあげた杏果がその腕をしっかりと俺の腹に回して尚更深く繋がろうと抱きついてくる。 杏果の上に乗ったまま、その激しい息遣いの細い身体を抱きしめてやると、俺の下腹にじんわりと熱い液が広がった。 汗みどろでキスを繰り返す、 「 一緒じゃなかった……なんで」 とべそをかく杏果はなんて可愛いんだよ。 本当にこいつ一生離さないよ! 画像の方もフィニッシュを迎えたらしい。突っ込まれていた陰部が白濁した汁を流して、あからさまにカメラに収められている。こんなの見たらどんな顔ですこの後和也さんに会えばいいんだか。 と我に帰った俺たちの耳に、 とうとう苛立った人の声が響いた。 「 うるさい!何時だと思ってんの!」 「あ、おふくろ?」 「 え??」 驚いた杏果は弛緩して動かない体を無理して起き上がると、脱がせて放り投げていた服を拾い集めてその裸の身体を覆った。 肌色が半分ほど隠れた時にもう一度強くて叩かれた扉のノブに重々手をかける。開けなきゃダメかな…… 「 王国!開けなさい!」 響き渡った声。 やばい、夢中になって思いっきりあげてた声は下まで筒抜けだったのかもしれない。 恐る恐る扉を開けると目の前には、しっかりと寝間着姿になっているおふくろが仁王立ちしていた。 「 何時だと思ってるの! 人が寝てるのにあんな声聞こえてきたら目が覚めちゃうじゃない 」 「 え?いつ帰ってきてた?」 「 さっきよ、飛行機の中では寝れなかったからようやくゆっくり寝れると思ってたのに 」 「 ちょ、ちょっと待って……兄貴のこと聞いてるでしょ?それで、寝てた? え?」

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