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第308話

お兄さんの秘密 63 (杏果 ) 目隠しをした山田さんは照さんに 食べさせてもらったけど当てられなかった。 田中さんは見事に苺のアントルメと答えた。王国の一部を自由にするって僕の方がドキドキ。田中さんが王国の乳首を深く咥えた時、王国のあそこがビクビクと動いたのを僕は見逃さなかった。 それを見てちょっとプリプリした僕の番。 目隠しをされるとなんとも言えないぞわぞわした気分になる。 田中さんに食べさせてもらった時冷たいフォークが歯に当たった途端ズンと快感が上がってきた。やだお尻がモゾモゾしちゃうよ。舌に乗ったものを味わうと、 ショコラかな?無花果の舌触りがしたのでそれに無花果が入ってると答えると当たった。 田中さんを眺める。 どこがいいかな。浅黒くツヤツヤした肌の田中さん。肌触りが良さそう。 抱きしめて胸に頬ずりをしたらウッと言って田中さんが腰を引く。まだ何もしていないのに下を見たら田中さんはイっちゃった。 その光景を見て惚けていた王国に照さんがさっさと目隠しをする。 山田さんが与えたものは王国には全くわからなかった。目隠しをとってうな垂れたままの王国。あれ?残念なの? 次は照さんの番。僕が目隠しをすると耳元で、 「 君はどこが好きなの?」 え?と聞き返すとにっこりと口元が笑った。 僕がデ セールの中から難しそうなのを選んでそれを照さんの口元まで運ぶ。スプーンをねっとりと嬲るように舐めた照さんは見事に答えを正確に当てた。 「 クレームブリュレ、それにラベンダーの香りが一滴 」 僕が目隠しを外すと、 「 好きな場所は?あー言わないでもわかった…… 」 と呟きながら僕の身体をくるりと回して僕の背後に跪いた。 「 あ、ぁん、いや、いゃ 」 思わず艶声が出ちゃう。照さんは僕のお尻の狭間に舌を入れた。舌の先でツンツンと閉じた蕾をノックされ、お尻に触った鼻先でスンスンと匂いを嗅がれるのか分かると、僕の前は痛いほど勃ち上がった。フルフルと震える竿の先っぽから先走りが滲んでくる。 照さんを止めようと前に出た王国をサンドラさんが止める。 「 これはゲームよ、無粋なことしないの 」 ヘロヘロに喘いだ僕をやっと離した照さんが王国に一言。 「 クレームブリュレを召し上がれ〜」 サンドラさんは満足げに微笑み、山田さんと田中さんは顔を真っ赤にして呆然と僕を見ていた。

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