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第30話
姉貴と僕 ②
「そう所謂ランジェリーに今後
どんどん力を入れてくつもりなのよ。
男女で着れるユニセックスのやら
徹底的に色気を押し出すような物とか
ね、
構想、煮詰まって来たから
一応試着作って見たのよ
着てみて」
「えー!ダメだよ、やだわー
下着でしょ、はだか見たいじゃん
やだよ、やだ」
「何言ってる!
ドレスの下はしょっ中女物の下着つけてたじゃない
あれの上がないだけよ。
ねー早くして、どんな感じかみたい
来春の発表に向けて急いでるんだから」
これだけはこれだけは譲れない。
「絶対ヤダヤダ!
裸で人の前なんか出ないよ」
「え?ひとの前に出てくれるの?
私の前だけと思ってたけど、そうよね
色々な視線から見て貰った方が良いかも」
「えーえーえー‼︎
断ってるじゃん‼︎」
スマフォを、出してさっさとどこかへライン送った姉貴が、ニンマリと微笑み、
「今助っ人達呼んだから
早く着替えないと、着替えさせてもらうわよ〜」
と意地悪全開で言ってくる。
助っ人達…いつもの仲間達に声かけたんだ
最低
でも衣服剥ぎ取られて着替えさせられるのは最も避けたい事なので、スゴスゴと結局下着姿になる羽目になった。
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