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第78話

合同撮影会 その 7 黙ったまま僕を見つめる流星。 その視線は舐める様に僕の肌をすべりながら、なぜか"ごくん"と唾を飲み込んだ音が聞こえた? 気がした。 いたたまれないよ、まずい、 どうしよう。 パニクり始めた僕に 流星はひとこと。 「 脱毛しっかりやった?まぁ、あそこの人たち腕は良いけどね。 正面から見てると、 淫毛は出てないけど、あそこの周りの毛は処理したか?寝そべって足を上げたり、股を思いっきり開いたりするポーズで、紐下着だと見えちゃうかも知れないよな 」 あまりの言葉に声も出ない僕。 どこで脱毛してるのかも知ってる? 「 えーーー!そんなポーズあるの?! 」 「 あるに決まってんだろ! それを、撮りに来てるんだから……」 そんなやり取りをしている僕らの後ろから声がかかった。 「 もう、スタジオに行かないで良いんですか? 」 そこには完璧にシースルーのべビードールと シースルーのGストリングカップ付きを装着した彼、泉君がいた。 「 そ、そうだね 」 と流星の方を見ると、 泉君の方をチラッと見だだけで 相変わらず僕への視線は熱い…へ?熱いの⁈ モジモジしてる僕の腕を掴んだ流星に引っ張られる様にスタジオへ向かう僕たちの後から、少し距離を置く様についてくる泉君。 スタジオに入ると先に入った水着のモデルの人たちに向かっていた観客の視線がいっせいに僕らに向かい。 そこで流星の一言が響き渡った! 「 近写!オッケーね! 」

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