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第107話
プールでデートは危険です
その17
「 何やってんですか! 」
という怒った声と一緒に輝さんの指に安藤くんの手刀が落とされた。
「 痛いなぁ〜冗談だよ 」
それを見て前の2人は転げるように笑いだした。
「 それよりも、さっきの3人組はどういうことだったんですか?教えてくださいよ 」
「 あーそうそう、あの3人組のことね 」
「 あのとき、私たち見てたのよね、三枝君があの3人の男達に囲まれて、裏口に連れて行かれたじゃない 」
「 そうそう、まずいな〜〜って雰囲気だったから 、近くの監視員のお兄さんに教えていたら、君が来たのよ 」
「 そう、三枝君の脱げた水着を持って 」
「 そこからはわかる、あなた方が見てた方向に三枝を探しに行ったんだ 」
「 そう、それで、どうやら3人組は逃げたみたいだから、反対側の方向に2人で行ってみたの 」
「 そう、2人でね。私たちしっかりと顔を見てましたしね 」
「 プールに戻るとは思えなかったから、逃げるのなら更衣室から出口なのかなぁって 」
「 そうしたらドンピシャ!
いたのよ、更衣室の前に貴重品ロッカーが並んでるでしょ。2人が監視カメラの前でカモフラージュみたいに喋ってて、奥の1人が何かやってるのが見えたの 」
「 それで、これはやばいことしてる
って思って、管理事務所にロッカー泥棒がいます、今犯罪中ですって連絡したのよ 」
「 管理事務所もカメラで確認したら、2人がカメラの前にずっと立ってるのがおかしいってことで警察を呼んだって」
「 3人組がロッカー前から出て行く様子だったから、時間稼ぎ、私たち外人のふりして声かけたんだよね~」
「 そうそう、何語?タガログ語?w怖かったよね〜 」
お二人全然楽しんでる感じなんですけど
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