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第139話
仲良く? 君と 俺で?プールその後
その12
仕方なく濡れた水着を履いて、浴室にまた戻る。
流星の指示を待ってるんだけど、肝心の流星は腕組みをしたまま、僕をじっーっと見ているだけ。
あれ?お腹がおかしい
あ!なんか変
「 りゅ、流星〜〜
トイレ行きたい 」
「 よし! 」
な、何?よしって
「 小野さん、カメラ回して! 」
「 えーーーーー!
僕、トイレ!トイレだよ〜〜 」
「 杏果ごめん!ちょっと我慢しろ!
すごく今良い顔してるから 」
「 え?撮るの⁇ 」
シャワーを出しながら僕をその下に連れてくると耳元で、
「 いい、このままシャワー浴びながら水着をゆっくり脱いでって、
90度ずつ回転しながらね!
早くしないとトイレ間に合わなくなる」
もう、考えてなんかいられない!
流星が僕から離れて小野さんが前に来る。
もう何が何だかわからないけど、とりあえず、水着のヒモに手をかけてほどきながら、90度回る。
あん、お腹いたい〜ゴロゴロしてくる。
「 杏果少し上むいて 」
言われた通り上を向く。シャワーが顔に当たって苦しいから少し横に向けて俯くと、
「 うわー良いね、その顔 」
もう90度回ると両方の紐を指で解き、はらりと水着が落ちかかって丸見えのお尻がちょうどカメラの前に突き出される恥ずかしい格好!
でも、お腹を抑えるのに必死な僕はそんなことにかまってられない。
背中から流れたお湯がお尻の2つの盛り上がりの隙間に流れて、僕の必死で閉じてる肛門の上を通る。
指を離して水着が床のタイルまで滑り落ちる。
もう90度回って、こんな時なのに勃ち上がってきたペニスと陰嚢を両手で隠しながらお尻にも力を入れるという、大変な状況に頭がついてこない。
首をシャワーから逃げるように傾けたまま
「 杏果、こっちを見て 」
と言われた。見た方には小野さんとカメラのレンズ。
もうダメ、お腹がゴロゴロいい始めた……
眉をきつくしかめる。
「 よし、凄い良い顔撮れた!
ハイカット 」
その声と共に、バスタオルを頭から被され、手を引かれて廊下に出ると、向かいのトイレへと連行される。
「 杏果!よく頑張った! 」
ドンっとトイレに放り込まれる。
裸だからパンツを脱ぐこともない。
良かった〜〜!間に合った〜〜
それにしてもなんだよ、よく頑張った!って、
怪我して優勝した力士じゃあるまいし……
もう、流星ったら、覚えてろ〜〜
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