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Side圭
先生と話したあと、部活終わりのクラスメートに会った流れでご飯を食べに行った。
帰る頃にはもう辺りは暗くなっていて。
だから、ドアの前に人がいることに気付くのが遅れてしまった。
「おかえりー」
聞き慣れた声。動きが止まる。
…どうしてあの人がここにいるんだよ。
玄関前に座っていたのは兄だった。
なんで、住所だって教えずに引っ越して、やっと解放されると思ったのに。
なんで今家の前に。
「結構探したんだよー。
まぁ中学のお前の担任に訊いたらあっさり答えてくれたけど」
そう笑いながら彼はゆっくりと立ち上がりこっちへ向かってくる。
逃げないと。
そう思うのに体は全く動かない。
手の中の鍵を奪われ、抵抗も虚しく部屋に押し込まれてしまう。
「久しぶりだしすぐやっちゃう?でもまだ高校の制服新しいのに汚れたら嫌だよねー笑」
「っやめ…」
一番奥まで連れていかれ、恐怖で動けない体を慣れた手つきでベッドに拘束される。
これではどんなに逃げたくとも逃げられない。
「だから、いつもみたいに我慢しようね」
簡単にズボンと下着を脱がされ、まだ解してもいない後孔に彼のモノがあてがわれる。
瞬間、息が止まった。
これから起こることが簡単に想像できる。
嫌だ嫌だ嫌だ
上半身を捻ってなんとか逃げようとするが、そんな抵抗なんてお構いなしに挿入される。
「ああああああっっっ」
無理矢理ねじ込まれたせいで切れてしまったそこから血が出ているのだろう。
ぬちゃぬちゃという音が聞こえる。
「やっぱりちょっと中きついね。イイとこ突いてあげるよ」
そう言って彼はある一点を何度も何度も集中的に突いた。
「あぁっ…やだ!」
「やだじゃないでしょ。こんなに濡らして。ほんとに圭は淫乱だね」
「っっちが…あっ!もう…やめっ」
いきなり前に触れられて足がガクガク震える。
激しく上下に動かされ、前後の刺激に耐えられない。
どんどん激しくなる刺激に身を捩っても手も腰も止めてはくれない。さっきまで痛かった後孔も血のお陰で大分滑りがよくなったらしい。
律動が次第にヒートアップする。
「イきたい?でも我慢だよ。勝手にイったらお仕置きだから」
「やだぁ…んあっ!…あぁ」
嫌だ。イきたくない。
彼からいいように扱われるのは嫌だ。
そう思うのに熱くなってきた体では我慢なんかできずに簡単に達してしまった。
「お仕置き決定だね」
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