3 / 697

第3話 優生side

松舞君。新しい友達。 いや、生まれて初めての友達。 すごく綺麗な顔をしていたなぁ。あれじゃあモテモテなんだろうなぁ。僕も松舞君くらい綺麗な顔になりたいなぁ。 「おい優生、止まってんぞ。」 「いっ!は、はい。」 そう言って僕の腰を蹴ったのは(はじめ)お兄ちゃん。僕の家族の中で唯一のアルファで正直、横暴で怖い。 「本当お前はノロマだな。さっきの男が気になんのか?」 「んぐっ、ぅ······さっきの······?松舞君のこと······?」 「松舞って言うのか。あいつの顔、すげえ綺麗だったな。あんな綺麗な顔してたら番には困ってねえだろうな。」 「······」 そうか。番······僕には一生番なんて出来ないんだろうな。こんな出来損ないを好き好んで番にする人なんて居ない。 「ぐっ、うぅ······」 「ほら、喉締めろ。」 口の中に無理矢理入れられたお兄ちゃんのペニス。喉奥まで入ってきて嘔吐くと喉が締まって気持ちいいらしい。 「ぶっ、ぐ······っ!」 「あー、出る。ちゃんと飲めよ。」 「んっ、んんっ!!」 喉の奥に出された精液を飲み込んで、やっと口からペニスが抜ける。 「お前もここで番が出来たらいいのにな」 「っ······」 そんなこと、思ってもないくせに。 どうせお兄ちゃんは僕の不幸を楽しんでるんだ。 「じゃあな」 「うん」 僕がレイプされた時だって、お兄ちゃんは助けてくれずに笑っていた。 「離れられて清々した。」 お兄ちゃんの後ろ姿を眺めながら、ポツリと呟いた。

ともだちにシェアしよう!

この小説を読んだ人におすすめの作品

かまって欲しい神さまと、独占したい猫。
30リアクション
7話 / 8,233文字 / 104
2017/12/12 更新
気になるクラスメイトと一緒に夏休みを楽しむことに。
9リアクション
3話 / 7,779文字 / 28
2017/7/22 更新
荒れ屋に住む姫の噂を聞いて出かけた僕が出会ったのは、長く美しい髪の整った顔立ちの姫だった。R18
22リアクション
4話 / 4,964文字 / 112
2018/4/15 更新
人生の岐路、二つの道のどちらかを選択しなければならない。例えどちらも荊の道であっても…。
39リアクション
12話 / 9,993文字 / 20
2018/10/24 更新
魔法使いと夢魔(になった青年魔族)のお話
28話 / 118,418文字 / 20
2019/4/28 更新
186センチの部下と166センチの上司が紡ぐドタバタラブコメディ
145リアクション
6話 / 26,182文字 / 199
2019/9/9 更新