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第15話 R18
「ぁ、やだぁっ、あつい、熱いっ!」
「おい、松舞にも打て!」
「でもさっきしたばっかりでしょ?副作用が出るかもしれないから駄目だよ。」
熱い、駄目だもう無理。
頭がおかしくなる。
「んぅっ、ぁ、やだっ······!」
「おい、しっかりしろ!」
「無理だって、発情期に入ったらオメガは考えられないよ。······にしても、初めて発情したの?これは酷いねえ。」
よくわからない会話をしてる。熱いのをやめて欲しくて、バタバタ暴れると、急に服を脱がされた。
「要は項を噛まなきゃいい。少しでも発散出来たらマシになるよ。······お前が出来ないなら俺がするけどどうする?」
お腹を撫でられると気持ちよくて鼻から抜けるような声が出た。
ペニスからも後孔からもトロトロと蜜が溢れる。
「······お前に任せる。」
「はいはーい。この子の名前は?」
「松舞千紘だ。」
高良先輩の顔が、目の前に迫った。ポケーっと眺めていると優しくキスをされる。
「楽にしてあげるからね」
「ぁ、う······」
そう言うやいなや、高良先輩の手がペニスに触れて激しく扱かれる。たまらず射精して、意識が飛びそうになった。
「あ、やべえ······自信あるって言ったけど無いわ。当てられそう······」
「しっかりしろ。」
「わかってるって······」
キスをされると気持ちよかった。舌先がジーンと痺れて、もっと欲しくて先輩の頬を両手で挟んで離れないようにする。
「ん、っぁ、ぅ······、───ッッ!」
「っは、あー、なあ東條、挿れてもいいかな。」
「······避妊はしろよ。それと松舞から許可を貰え。」
高良先輩の手が、頬に触れる。
涙を拭われ、視線をあげると困ったような表情をした。
「ねえ、抱いてもいい?」
「······っ」
首を横に振る。
嫌だ、誰かを受け入れるのは怖い。それも、今あったばかりの人に抱かれるなんて考えられない。
「えー、ダメなの?何で?気持ちいいよ?」
「きゃ、うぅっ!」
濡れた後孔に高良先輩の指が入ってきて、背中が弓なりに反れた。
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