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第23話

ドアを開けると、噎せ返るほどの甘い匂いでぐっと唇を噛んだ。 部屋に入り、奥に進むとベッドの上で泣きながら倒れている千紘ちゃんがいた。 自らの後孔に指を突っ込んで、きっと何度も達しているのに満足できない体に戸惑ってるんだろう。 俺が近づくと千紘ちゃんの閉じられていた目が開き、「やだ、やだぁっ」と声を上げる。 「千紘ちゃん、俺だよ。」 そっと熱い体に触れると、「ひっ!」と短く声を漏らし、透明になった精液をペニスから零す。 「ここから出て、別の部屋に行こうね。体、楽にしてあげるから。」 「ん、せんぱぁ······ぁ、も、ちゅら、い······」 「うん、だからちょっとごめんね。」 ベッドのシーツごと千紘ちゃんを包んで部屋を出る。急いで例の部屋に移動する。 「あぅっ、ぅ、どこ、いくの······っ?」 「んー、発情したオメガと、アルファだけが使える場所だよ。」 敷地の隅っこにある厳重な建物。 そこで性行為をすることは、学校側からも認められている。 「ぁひっ、ぁ、きもち、い······高良、せんぱぃ······ぁ、あっ!」 「ーーーッ!くそっ」 肌とシーツが擦れるのすら快感らしい。 言っていた建物に着いて、空いていた部屋に飛び込んだ。 ベッドに千紘ちゃんを降ろして、激しく唇を貪る。 「んっ、ぶ······あ、はぁ······っ!」 キスをすると体を震わせて、舌先が触れるだけで繰り返し達している千紘ちゃん。これだけ敏感になってちゃ、辛いだろうな。 「千紘ちゃん、ごめんね。」 「ん、ん······ぁ」 快感でトんでしまって、きっともうちゃんと判断できる状態ではない。 オメガの発情を収めるには、抑制剤か、アルファの精液を摂取するかの2つ。 ベルトを解き、スラックスの前を寛げ、勃起したそれを下着から出した。 「はぁ······ぁ、ぁ、それ、精液······」 「んっ!?千紘ちゃん!?」 「はぁ、む······せ、えき······早く、ちょ、らぃ······」 俺のペニスを躊躇うことなく口に入れた千紘ちゃん。びっくりしたけど、それよりも千紘ちゃんの口内の熱さと、フェロモンにあてられて我慢出来ない。
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