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第94話 千紘side R18
俺の背中に、何度もキスをしてくる会長。
背中側から抱きしめられて、体がだるくて動けない俺はされるがままになっていた。
「偉成、お風呂入りたい。」
「ああ、後でな。」
お腹を撫でる手つきが厭らしい。
そのまま手が胸に触れて、乳首を抓られた。
「んんぅっ」
「千紘はここも感じるんだな。」
「ぁ、もうやめて······っ」
「可愛くて、離したくない。こんなにも心が満たされた事は無いんだ。まだ触らせてくれ。」
「あ······っ」
内股をそーっと撫でられる。
ビクビクと内股が震えて、小さな声が出る。
「千紘、このまま挿れてもいいか?」
「ぁ、い、いや、だめ······っもう無理······!」
「そうか······。なら、太腿に力入れて。」
「え、何する······っひ!」
力を入れた太腿の間にヌルッと会長のペニスが入ってきた。会長のペニスが俺のそれと擦れて気持ちよくなっちゃう。
「はぁ······っ」
「ぁ、あひっ!」
後孔に指が入ってきて、前立腺を引っ掻かれる。首を振って快感に耐えた。ペニスが勃起して今にも射精しそうだ。
「やぁっ、もう、もうやめて、ぁ、偉成······!」
「っ!」
顔だけ振り返り、唇に噛み付く。
会長のペニスが太腿の間からずるっと抜けて、お尻に熱いそれが吐き出された。起き上がった会長に仰向けにされて、勃起してしまったペニスを扱かれながら、中を弄られる。
「ぁ、あっ、あぁ──っ!」
パタパタと量の少ない精液が出て、体を震わせた。
「んっ、もう無理ぃ······っ」
「ああ、もうしない。」
何度もキスをして、余韻に浸る。
こんな事ばかりして、頭が馬鹿になっちゃいそうだ。
「風呂の用意をしてくる。待ってろ」
「······ありがとう」
離したくないって言ってた割に、結構あっさりと部屋を出ていってしまう。
まあきっと、何も考えてないんだろうけど、少しだけ寂しい。
それと、部屋の中だからって下着も履かずに出ていくのはどうなんだ。
ベッドに下に落ちてある会長の下着を見ながらそう思った。
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