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第117話

匡にお粥を作った会長。そのまま匡にご飯を食べさせてから、少しして俺とご飯を食べる。 「うん。美味しいぞ。」 「本当!?よかった!」 会長が笑顔でそう言ってくれるから嬉しい。これからはちょっとずつ料理も頑張ってみようかな。 「千紘、今日は先に風呂に入って眠っていてくれ。勉強は明日でもいいか······?体育祭の事で決めないといけない事があって······。」 「大丈夫。偉成は忙しいから仕方ないよ。それより、無理しすぎて倒れないでね。」 「そんなことにはならない。今日だって、千紘の料理を食べれたから疲れも吹っ飛んだぞ。」 「それでも」 ああ、愛しいな。 俺のことをたくさん愛してくれているのが言動の端々から伝わってくる。 「どうした。何か嬉しい事でもあったか?」 「えっ、何で······?」 心が読まれたと思ってドキドキする。 ジッと会長を見ると、目尻を下げて柔らかく微笑んだ。 「匂いでわかる。今俺のことを愛しいって思ってくれたことも、幸せそうなことも。」 「······っ!」 そう言った会長の匂いも甘くて優しいものに変わった。 俺の会長への想いは、こんな風に丸わかりなんだ。 一気に顔が熱くなって、きっと今の俺の顔は茹でダコみたいに真っ赤だろう。 「っ、恥ずかしい······!」 「お互い様だ。俺も恥ずかしい。······でも、このお陰で俺も幸せな気持ちになれる。千紘が幸せだと、俺は嬉しいから。」 「······きょ、今日はどうしたの?デレ期なの?」 「デレ期って何だ。」 突然真顔になるから面白い。 クスクス笑うと、何で笑われているのかわからないみたいで、会長はコテンと小首を傾げていた。

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