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第118話
お風呂に入ってベッドになったソファーに寝転ぶ。
会長はテーブルでパソコンのキーボードを叩いていた。
「偉成」
「ん?」
「······無理しない程度に頑張ってね。」
「ああ、ありがとう。」
そう言ってはみたものの、俺は早く会長と一緒に寝たくて仕方がない。ジーッと見ていると俺の視線に気付いた会長が俺を見て苦笑する。
「そんなに欲しがられると仕事ができない。」
「······だって」
「早く終わらせるから、そしたら一緒に寝よう。それまで待っていてくれるか?」
「······うん」
布団を鼻下までかぶって、そのまま天井を見てぼーっとする。
早く終わらないかな。それまで起きている自信はあるけれど、そういうのじゃなくて、早く会長に触りたい。そういえば今日はあまり会長に触れてないと思うから。
しばらく待っていると、会長が立ち上がってキッチンに行き、スポーツドリンクを持って寝室に行った。匡に水分補給をさせるんだと思う。
そして会長が戻ってきて、トイレに行き、やっと俺のところに来た。
「お待たせ。」
「······たくさん待った。だから甘えさせて。」
会長の胸に顔をつけて目を閉じる。
ソファーベッドだからいつもより狭い。いつもよりも密着できる。
「ねえねえ、いつもより近いよね。温かい······。」
「いつもこうして寝てるだろ?」
「そうだけどそうじゃないの!これからもたまにはここで寝ようよ。」
「千紘がそうしたいならいいよ」
額にキスされてふふっと笑う。
俺も偉成にお返しのキスをして、目を合わせる。
「······もっと触りたい。」
「匡がいるからダメだ。また明日な。」
「ちょっとだけ······。ね?偉成はそのままでいいから!」
「は?······あ、おい······!」
「しーっ!」
偉成の股間を服の上からそっと撫でる。
履いていたスウェットと下着の中に手を差し込んでペニスに触った。
「っ、千紘······。」
「気持ちよくなって」
布団の中に潜り込み、そこの顔を近づける。
あ、偉成の匂いだ。そう思いながら口をあっと開いた。
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