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第156話 R18

噛まれたい。早く、噛まれたい。 「噛んでぇ······っ、偉成ぇっ!」 「っは······っ」 項を舐められる。その度に体に電流のような何かがビリビリと走る。 「千紘······絶対、大切にするから。」 「ぁ、あ······!」 そこにキスが落とされたかと思うと、鋭い痛みが走った。けれどそれと同時に快感に襲われて、ビュルビュルと射精する。 「あっ、あぁぁーーッッ!!」 意識が飛ぶ。 体から力が抜けて、視界がブラックアウトした。 *** ガクガクと揺らされる感覚。ゆっくりと覚醒していく意識が、大きな快感によって無理矢理叩き起された。 いつの間にか偉成の顔が目の前にある。 手を伸ばして首に腕を回した。 「あぁぁっ!はぁ······あぁっ!偉成······っ!」 「はぁ、はぁ······千紘、悪い。もう我慢できないんだ······。」 「あっ、あー······っ!」 気持ちよすぎてだめだ。また何度も達して、頭の中がフワフワになってきた。 「あっあ······もっと、もっと······っ!」 偉成の腰に足を絡める。 もっと欲しい。もっと、わけがわからないくらい。

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