157 / 876
第157話 偉成side R18
何度も失神と覚醒を繰り返す千紘。
そろそろやめてあげた方がいいって言うのはわかっているけど、止められない。
ずっと我慢していた欲が爆発している。
殆ど白目を向き、腰を突き出すようにして俺に抱かれる千紘は、飲み込めない唾液と涙で顔を濡らしていた。
「千紘、俺の事見て。お前はもう俺のものだ。」
「あ゛ぁ······っ、ぁ、い、せい、の······」
「ああ。俺のだ。俺はお前のものだよ。」
「······っ、ぁ、あ······だ、めぇ······ぁ、い、く······!」
大きく体を揺らし、空イキをした千紘。
ガクッと一気に重たくなって、また意識を飛ばした。顔を横に向ける千紘。少し見える項には俺の歯形で血が滲んでいる。
俺のものになったんだ。本当に、俺のものに。
ずっとこうしたかったんだ。番になることがこんなに満たされることだとは知らなかった。嬉しさに心が震え、未だに収まらない昂り。
ガツガツと腰を動かしていると、結腸付近に先端が触れる。固く閉ざされていたはずのそこは、柔らかくなり始めて先端を優しく包んだ。
「千紘、まだ中に入っていいか······?」
「············」
意識を飛ばしているおかげで返事はないけれど、中に入りたくて仕方が無い。
奥を優しくノックするように腰を揺らす。
はくはくと入口を開閉し始めたそこは、次第にぬっとりと先端を舐め始める。そしてドプンっとペニスが全て埋まる。
途端千紘が悲鳴に似た声を上げながら目を覚ました。
何が起こっているのかわからないらしい。腰を大きくグラウンドさせて、そこから出てはまた中に入っていく。
「あ゛ぁぁっーーッ!!」
「はぁ······千紘······気持ちいいな。」
「あ゛、ぁああっ!こわれ、る······俺、ごわれ、ちゃうぅぅ······っ!」
泣いてそういう姿が可愛い。
壊れてしまえばいいんだ。俺だけを感じていればいい。
「千紘······っ、出る······っ!」
「あっ、あぁ、あひっ、ひぁぁーー······ッ!」
着けていたゴムの中で射精する。
我慢していた分、量が多い。
ずるっと後孔からペニスを抜いてゴムを外し、口を縛ってゴミ箱に投げ捨てる。
1度だけじゃまだ納まらない。
千紘もそれを知ってか知らずか、怯えたように俺を見る。
「千紘······」
「あっ、あ······!」
新たにゴムを着けてまた後孔に埋める。
そんな繰り返しは、千紘の発情期が終わるまで続いた。
書籍の購入
ともだちにシェアしよう!