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第173話 R18
ピリッと小さな痛みが走った。
偉成はそこから顔を上げて、ペニスから口を離す。
「はぁ······はぁ······っ」
「ほら、綺麗に剥けたぞ。」
皮が剥けたばかりの敏感な亀頭が空気に晒されて、何もしてないのに腰がビリビリする。
「ぁ、あぁっ!」
「こうされると気持ちいいだろ。」
「ひゃ、あぁぁ······!」
亀頭を指先で撫でられる。神経を直接触られてるみたいな感じがする。そこだけくしゅくしゅと触られるのは辛い。
「ほら、どんどん溢れてきた。」
「あぅっ、ぁ、つら、い······だめぇ、そこだけ、やだぁっ!」
先端だけ弄られて、逃げようとして腰が引ける。
「潮吹きしてみるか」
「ぁ、な、なに······っ?」
偉成の手がペニスを扱き出す。さっきとはまた違った刺激。自ら腰を曝け出して偉成から快感を与えてもらおうとしてる。
「あっ、ぁ!イク······ッ!」
ピュクピュクと射精した。昨日散々だしたから量は少ない。
かと思えば、晒された亀頭を精液のぬめりを使ってグチュグチュと弄り出す。
神経を直接触られるような感覚に訳が分からなくなって、バタバタと暴れた。
「やめてぇぇっ!いや、痛いぃッ!無理、だめぇっ!偉成ぇっ、やだ!あぁぁぁっ!!」
「いい子だな。そのままだぞ」
手を伸ばしても止めてくれない。
涙が溢れては零れていく。そして少し時間が経つと突然違う感覚に襲われた。
「あぁぁっ!お、おしっこ、もれ、ちゃうっ!偉成、もうやだぁっ!」
「出せ」
お腹のあたりがギューッとなって体に力が入る。我慢するのも難しくなって、泣きながら我慢をやめるとペニスからビューッと何かが噴き出る。
「あ、あぁぁぁっ!!」
「できたな」
「ひっ、ひぃ······っ、ぁ、やら······も、だめ······っ」
体が痙攣して、それが治まる頃には意識はぼんやりしたものからハッキリとするようになっていた。
「さっきのは尿じゃないぞ。潮吹きだ。気持ちよくなると出るんだよ。」
「もうしない」
「可愛かった。千紘がもう限界だって感じで。」
「······ずっと擦られると辛いから、もうダメ。」
そう言って小さく包まる。偉成が隣に寝転んで俺の頭を優しく撫でた。
「わかった。もうしない。」
「うん。」
偉成の胸に額をつけて「ちょっとだけ寝る」と伝え、目を閉じた。
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