184 / 876

第184話

風呂場でしなかった事を褒めてくれ。なんて馬鹿なことを言う偉成に抱っこされて部屋まで移動した。 「今からするの······?俺ね、ちょっと疲れたから寝たいな。」 「ダメだ。明日に回せば暴発する。」 「······抜くだけじゃダメ?」 「無理だな。千紘を沢山感じたい。本当は全身を舐め回したいくらいだ。」 「いつか偉成に食べられそう」 不安を口にすると笑われた。そしてそっとベッドに降ろされる。 「舐めていいか?」 「······お風呂入ったから、いいよ。」 「入ってない状態でもいいんだけどな。ほら、千紘は甘いから。」 折角服を着たのに意味がなくなった。 服を脱がされて、下着だけになると、早速偉成が俺の手を掴んで指先にキスをする。 「んっ」 そしてそのままぺろりと舐められた。 「千紘、今日は自分で中を解してみるか?」 「っはぁ!?やだ!そんな恥ずかしいこと出来ない!」 「俺は見てみたかったんだけどな。」 「あっ、ちょっと······そこも舐めるの······?」 「ああ」 腕を挙げさせられ、脇にまで顔を埋める偉成。こんな変態じみたことしてるこの人が生徒会長だなんて。 「あっ、ちょ······っ、は、くすぐったい······っ」 「こら、腕を下げるな。」 「無茶言わないで······っ!」 だって擽ったいんだもん。クスクスと笑っていると偉成が息を吐いて「じゃあ次はここだな」と乳首を舐められる。 「ふぁっ、ぁ······乳首やだぁ······っ」 「好きだろ。こうやって虐められるの」 「あっ、あぁぅ······!」 乳首を抓られて腰が揺れる。 どうしよう。ここにはお義母さんもお義父さんもいるのに、はしたない声が聞こえでもしたら、偉成と結婚できなくなっちゃうかもしれない。 「んっ、偉成ぇ······」 「何?」 「偉成の服、貸して······?声、抑えたいの。お義母さん達に聞こえたら······」 「安心しろ。聞こえないから。この部屋は防音が効いてる。」 それはよかったけど······。でもやっぱりもし何かがあって聞かれたら恥ずかしい。 「偉成、お願い······っ」 「······わかった。」 偉成が着ていたシャツを脱いで、渡してくれる。それで口を抑えた。同時に香ってくる優しい偉成のいつもの匂いに頭がクラクラする。 「千紘、濡れてる。」 「っん!」 偉成の指が後孔を撫でて、ひくっと体が震えた。

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!