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第184話
風呂場でしなかった事を褒めてくれ。なんて馬鹿なことを言う偉成に抱っこされて部屋まで移動した。
「今からするの······?俺ね、ちょっと疲れたから寝たいな。」
「ダメだ。明日に回せば暴発する。」
「······抜くだけじゃダメ?」
「無理だな。千紘を沢山感じたい。本当は全身を舐め回したいくらいだ。」
「いつか偉成に食べられそう」
不安を口にすると笑われた。そしてそっとベッドに降ろされる。
「舐めていいか?」
「······お風呂入ったから、いいよ。」
「入ってない状態でもいいんだけどな。ほら、千紘は甘いから。」
折角服を着たのに意味がなくなった。
服を脱がされて、下着だけになると、早速偉成が俺の手を掴んで指先にキスをする。
「んっ」
そしてそのままぺろりと舐められた。
「千紘、今日は自分で中を解してみるか?」
「っはぁ!?やだ!そんな恥ずかしいこと出来ない!」
「俺は見てみたかったんだけどな。」
「あっ、ちょっと······そこも舐めるの······?」
「ああ」
腕を挙げさせられ、脇にまで顔を埋める偉成。こんな変態じみたことしてるこの人が生徒会長だなんて。
「あっ、ちょ······っ、は、くすぐったい······っ」
「こら、腕を下げるな。」
「無茶言わないで······っ!」
だって擽ったいんだもん。クスクスと笑っていると偉成が息を吐いて「じゃあ次はここだな」と乳首を舐められる。
「ふぁっ、ぁ······乳首やだぁ······っ」
「好きだろ。こうやって虐められるの」
「あっ、あぁぅ······!」
乳首を抓られて腰が揺れる。
どうしよう。ここにはお義母さんもお義父さんもいるのに、はしたない声が聞こえでもしたら、偉成と結婚できなくなっちゃうかもしれない。
「んっ、偉成ぇ······」
「何?」
「偉成の服、貸して······?声、抑えたいの。お義母さん達に聞こえたら······」
「安心しろ。聞こえないから。この部屋は防音が効いてる。」
それはよかったけど······。でもやっぱりもし何かがあって聞かれたら恥ずかしい。
「偉成、お願い······っ」
「······わかった。」
偉成が着ていたシャツを脱いで、渡してくれる。それで口を抑えた。同時に香ってくる優しい偉成のいつもの匂いに頭がクラクラする。
「千紘、濡れてる。」
「っん!」
偉成の指が後孔を撫でて、ひくっと体が震えた。
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