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第273話 R18

「あーさひ」 「ぁ······嫌、やめて」 後ろから抱き締められる。耳の縁を舐められてぞくぞくした。 「触らせて」 「っ、い、いやや······っ」 「大丈夫、痛くないから。」 履いていたパンツの前を寛げられる。窮屈なんがなくなって、地味に感じていた痛みが無くなった。 「はぁ······ぁ、嫌や······高良っ」 「いい子だから、ね?」 高良の左手が俺の目元を覆う。あっ、と思ったけどもう遅い。下着の中に高良の手が入って、反応してるそれを優しく撫でる。 「ぁ······」 「気持ちよくなるだけ」 「っ、こ、高良」 「悠介だよ、旭陽。」 ペニスを柔く掴まれて、ゆっくりと扱かれる。 視界が真っ暗やから、余計に指の動きを敏感に感じてしまう。 「っん!」 「悠介って言って」 「······っ、ゆ、悠介······」 「うん。」 背中にある悠介の熱がじんわりと俺に移る。 相変わらず耳を舐める悠介に体は震えるばかり。 「ひゃっ!」 耳を舐めていたくせに、急に噛まれてびっくりした。 「可愛い声だね」 「っ!ぁ、も、もう嫌や······っ」 「濡れてきた」 ニチ、ニチって音が鳴る。 腰が引けて逃げようとするのに、後ろに悠介がいるから逃げられない。 「っ、っ!ぁ、い、イく······っ!」 「いいよ」 下着からペニスが出される。先端をグリッと弄られて我慢できずに射精した。 くたっと体から力が抜けて悠介に体重を掛ける。 「ね、気持ちよかったでしょ?」 「······もう嫌」 「何で」 「······恥ずかしいもん」 服を整えて高良の手を汚してる精液をティッシュで拭う。そのまま洗面所に連れて行って手を洗わせた。 「でも恋人だから、もっと恥ずかしいことするよ?」 「どうしよう」 「あはは、どうしようって何?どうもしないよ。」 頬にちゅっとキスされる。 恥ずかしくて仕方がない。 「やっぱり俺、ソファーで寝る。」 「だめ。」 今はだめだと言われても、夜には絶対逃げ切ってやる!そう強く決意して悠介に抱きしめられる事を受け入れた。

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