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第283話 R18
初めては好きな人がいいって、中学生の頃に思ってた。
結局好きな人なんて出来やんくて、今まで何とかそんな機会が訪れても躱してきたけど、何で今、俺はこれを受け入れてるんやろう。
「っ、い、いた······っ、ぁ、待って、あぁっ、あ、ひ······っ!」
「力抜いてね、大丈夫だからね。」
悠介の背中に爪立てるなんてあかんって思ってたけど、我慢できひん。
悠介は無理に挿入すること無く、ちょっと入れては抜いて、次はさっきより少し深く入っては抜いてを繰り返す。
段々、気持ちよくなってきて、なるべく力を抜く余裕もできた。
「はぁ······はぁ、あっ、あ、それ、気持ちいい······」
「ここでしょ?中キュッて締まるよ」
「あっ!はぁ······ぁ、ん······」
暫く快感を拾っていると、奥をトンっと軽く突かれた。
「ぁ······入っ、た?」
「うん」
悠介が背中を屈めてキスをしてくる。
舌を絡めてキスに酔ってると、律動が始まった。
「ぁ、あっ、あ、あ!」
「ゆっくりやるからね」
「っ、ぁ、気持ちいい······!」
悠介に抱き着いて達しそうになるのを堪える。
「あっ、あ、無理······っ!ぁ、いくっ、っ、あ、あぁっ!」
「っ、はぁ······」
中を締め付けると悠介のそれの形がよく分かる。
体が痙攣するように震えて、力が抜ける。悠介のペニスが1回抜けて、体をうつ伏せにさせられた。
「ぁ、まって······ゆ、すけ······」
「んー?」
「あ······あぁ、っ!」
お尻だけ上げるような体勢を取らされて、また後孔にペニスが宛てがわれゆっくり入ってくる。
「っは、はぁっ、ぁ!」
「はぁ、熱いな······気持ちいいよ、旭陽」
「んっ、んぅ!あぁ······」
悠介の手が背中を撫でる。それだけでも気持ちいい。頭がおかしくなりそう。
「旭陽、首輪取って」
「っ、う······」
「噛ませて」
俺は······この為に、こうやってアルファと契約する為にこの学校に来た。
ここで拒否するなんて、勿体ないことはできない。
震える手で首輪に触れる。それを外すと、悠介が項を舐めてきた。
そこを舐められる度に体に緊張が走る。
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