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第313話 R18

「ふっ······ぁ、こ、こしょばいよ」 脇腹辺りに手が触れて身を捩る。 乳首を舌で舐められて、軽く吸われる。 「んっ!ぁ、悠介······下も、触って······」 そう言うと下着と一緒に履いていたパンツも脱がされて、既に反応してたペニスが大きな手で包まれる。 「ぁ、は、はぁ······き、もち······」 「怖くない?大丈夫?」 「ん······大丈夫、悠介の手、気持ちいい······」 傷付けないように、優しく触られる。 怖くない。悠介が触ってくれるなら。 「後ろ触るよ」 「ぁ······ぁ、あ!」 悠介が指を口に咥えて唾液で濡れす。 その指が後孔を撫でて、くぷっと中に入ってきた。キュッと強く締め付ける。 「旭陽、力抜いて。入れないよ」 「っ、ん······!」 「怖い?手繋ごうか」 「ぁ、はぁ······ちが、怖く、ない······」 強がってみたけど、ほんまはちょっと怖い。 無理矢理された事を思い出すと、目に涙が滲む。 そんな俺の様子を見て、悠介が指を抜いて、そっと俺を抱きしめた。 「そりゃあ怖いよね」 「······っ、ごめん」 「謝らないで。」 悠介の匂いを嗅いで段々と心が落ち着く。背中を撫でる悠介の手を取って、そのまま下に下に手を下げていった。 「このまま、やって······?」 「怖かったら我慢しないで言って」 「うん」 お尻を撫でた手が、また後孔に触れて、指が中に入る。でも、今度は大丈夫。悠介の腕に抱かれたままで、恐怖は感じない。 「っは、ぁ、それ······そこ、いい······っ!」 好きな所を撫でられて体がビクビク震える。 額に何度かキスが降ってきた。 「悠介ぇ······っあ、はぁ······!」 「なあに?」 中で動く指が気持ちよくて、頭がフワフワする。 「悠介の、ほしい······」 悠介の服の上からペニスに触れる。もう硬くなっていて、それがやけに愛しく思えた。 「まだもう少しね」 「ん、ぁ······嫌や······」 「ダメ」 顔を上げると困ったように笑ってる悠介と目が合って、ハッ!と思いついた。 「悠介の、舐める」 「は?······無理しなくていいから、大人しくしててね。」 「む、無理ちゃうもん!」 ぱっと起き上がると、中に入っていた指がずるっと抜けた。

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