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第314話 R18
「ちょ、っと旭陽······」
こんなこと、絶対悠介にしかしたいって思わんと思う。悠介の履いていた下着を下ろして、出てきた大きいそれを両手で柔く握る。
「ならせめて、お尻こっちに向けてくれない?」
「え······?」
「俺の上に股がって。そしたら後ろ解せるでしょ?」
そう言われて、ああ、と頷き、言われた通りの体勢になってはみたけど······これ、めっちゃ恥ずかしい。
「可愛いね、旭陽」
「っ!」
その言葉を無視して、ペニスに顔を近づけ先端をペロって舐めてみた。
うん、ちょっと変な味。でも嫌じゃない。
「あぁっ!」
急に中に指が入れられて背中がググッと丸まった。さっきはあんまり触られなかった前立腺を撫でられて射精感が増していく。
「んっ、んぐ······ふ······ぅっ」
俺も頑張らんとって、ペニスに舌を這わせ、ぱくっと咥え込む。
大きくて顎が疲れる。でも愛しさが溢れて、そんなことどうでも良くなる。
「ふっ、ぁん、ん、っ!ぁ、ひ······っ!」
「すごい濡れてる」
「ぁ、は、はぁっ、そこ、やめ······っ!で、できやんく、なるから、ゆぅ、すけ······」
「もういいよ」
お尻を撫でた手が、ペニスに触れる。
自分でもそこがトロトロに濡れてるのがわかって恥ずかしい。
「旭陽、挿れたいな。」
「っん、俺も、欲しい······」
顔を上げて振り返る。
悠介が小さく笑って、俺を上から退かしてベッドに寝かされる。
「あはは、口、ベタベタになってるよ」
「ん······ごめん」
「何がごめん?可愛いよ」
口元を悠介が拭ってくれる。
頬にキスされて、ぎゅっと強く抱きしめられた。
「ちょっとでも嫌になったら止めて」
「······うん」
悠介が離れて、俺の足の間に体を入れる。
抱えられた足の内腿に、悠介の唇が触れた。
「んっ」
「挿れるよ」
後孔に熱が宛てがわれる。
途端体が勝手に大きく震えて、気付けば悠介に手を伸ばしてた。
「っ、は、はぁっ、はぁ······っ!」
「大丈夫、大丈夫だよ。」
熱が離れて、代わりに悠介が俺の手を強く掴んだ。
「大丈夫、挿れないから、ゆっくり息をして。」
「っ、は、はっ、はぁ、ひ······っ」
体を起こされて、抱きしめられる。
背中を撫でられて呼吸がやっと落ち着いていく。
「っ、こ、こわい、怖いよ······」
「うん、今日はもう挿れるのはやめよう。」
悠介はそう言って、後孔に指を挿れる。そのまま前立腺を撫でられて、奥を突かれると気持ちよくて射精した。
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