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第319話 R18
「む、り······も、だめ······」
発情期もそろそろ終わりを迎えそうだ。
正常になってきた頭で、まだやる気満々の偉成をどうやって止めるかを考える。
「偉成っ、だめ、もう無理だってっ」
がっちりと腰を持たれて、律動をしようとする偉成を抱きしめた。
「まだしたいなら、口でするから······」
「······口開けて」
ずるって抜けたペニス。ゴムを取って口を開け舌を伸ばす。
「んぁ、ふ······ん······」
「千紘の口は小さいな」
「は······ぅむ、ん、」
チロチロと舐めていると「ごめん、千紘」と偉成が謝ってきて、いきなり後頭部を手で押さえつけられた。
「んっ!?ぁ、んぐ、グッ、ゴ······っ!」
喉奥まで入れられて、そこで律動される。
苦しくて偉成の太ももに触れて抵抗する。でもずっとそれをやられると頭がぼーっとして、段々と気持ちよくなってきた。
飲み込めない唾液が口からポタポタと零れて、一層奥まで突っ込まれたと思えば、偉成が射精して、精液を飲み込んだ。
「っは、はぁ······!」
「ぐちゃぐちゃだな」
ペニスが抜けて、偉成が俺の顔を見て満足そうに笑う。
「寝る······」
「風呂は?」
「······無理、疲れたから、明日入る。」
ベッドにそのまま倒れ込んだ。
偉成はそんな俺の髪を優しく梳くように撫でる。
「千紘」
「ん······?」
「······お尻可愛いな」
「うるさい」
偉成の手が俺のお尻に触れる。
本当に疲れ切った俺はそんなの気にしてられなくて、目を閉じる。
「もちもちだ」
「······お願い、寝かせて」
「顔埋めていい?」
「······偉成のこと、嫌いになってもいいならいいよ」
「やめておこう」
代わりに······なんて言って、お尻に噛み付いた偉成の頭を叩く。
「何で叩くんだ!」
「はぁ?······ねえお願い、寝て。」
怒るのも面倒くさくなって、偉成の首に腕を回して引き寄せる。
隣に寝転んだ偉成に足を絡めて、目を閉じた。
「おやすみ」
「······おやすみ、千紘」
偉成の手が背中に回り、温かさと匂いに安心して意識を手放した。
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